【防災士が解説】外出中に大地震が発生したらどう動く?歩行中・車内・商業施設での“状況別の命を守る行動”


◆はじめに

外出中の地震は、家の中よりも危険が多く、
自分の身を守るために 状況別の行動 が必要になります。

元消防職員・防災士として、
その場の状況で「必ずとるべき行動」をパターン別にまとめました。


■① 歩行中(道を歩いている時)

◆やるべき行動

  • バッグ・腕で頭を守る
  • 建物・看板・ガラスから離れる
  • 電柱・塀からも離れる
  • 広い場所へ移動(駐車場・公園など)

特に危険な場所

  • 窓ガラスの多い商店街
  • 古いブロック塀
  • 看板・外壁の多い建物の近く

揺れている間は無理に走らず、
「頭を守る → 危険物から距離を取る」の順が正解。


■② 車の運転中

◆やるべき行動

  • ゆっくりスピードを落とす
  • ハザードをつけて停車
  • 揺れが収まるまで車内に留まる
  • ラジオで情報収集

※高速道路では、急ブレーキは事故の原因になるため
【ゆっくり → 左側へ → 停車】が鉄則。

◆NG行動

  • トンネルで急停止
  • 高架橋の真下で停車
  • 車から飛び出す
  • Uターン・急ブレーキ

揺れが止まったら、道路状況を確認し、
歩いて避難した方が安全か の判断を行います。


■③ エレベーター内

◆正しい行動

  • 全身で手すり・壁につかまる
  • 非常停止してもパニックにならない
  • 自動で最寄り階に停止するのを待つ
  • 降りたらすぐ階段へ移動

エレベーター復旧までは絶対に使用しない。


■④ 商業施設・ショッピングモール

◆やるべき行動

  • 倒れやすい棚から離れる
  • ガラス・照明の下に立たない
  • 店員・施設スタッフの指示に従う
  • エスカレーターには近づかない

特に危険な場所

  • 食器売り場
  • ガラス製品が多い店舗
  • 大型什器の近く

モールでは「中央の通路」「柱のそば」が比較的安全。


■⑤ 電車・バスの中

◆電車の場合

  • 揺れている間は座席・つり革につかまる
  • 非常停止しても飛び降りない
  • 車掌・駅員の指示を待つ

線路に降りるのは絶対に禁止。

◆バスの場合

  • 座席・手すりにしっかりつかまる
  • 停車してからゆっくり降りる

公共交通機関では“誘導が最優先”です。


■⑥ 海岸・河川敷・堤防にいる場合

地震+海・川は最も危険。

◆やるべき行動

  • 揺れが強かったら即避難
  • 海・川からできるだけ早く離れる
  • 高台・堤防よりもさらに高い場所へ

※津波は揺れの大小に関わらず発生するため、
「強い・長い揺れ」=津波警戒と覚えておく。


■⑦ 高層ビル・オフィスビル内

◆やるべき行動

  • 机の下に入る
  • 窓から離れる
  • コピー機・棚・ロッカーから距離を取る
  • エレベーターは使わず階段へ

高層階は揺れが長く、転倒物も多いため注意。


◆まとめ:外出中の地震は「場所別対応」が命を守る

  1. 【歩行中】頭を守り、建物から離れる
  2. 【運転中】ゆっくり停車、車内待機
  3. 【エレベーター】最寄り階で降りる、再使用禁止
  4. 【商業施設】棚・ガラスから離れ、スタッフの指示
  5. 【電車・バス】指示に従う、線路に降りない
  6. 【海・川付近】即高台へ
  7. 【高層ビル】窓・棚から離れ、机の下へ

外出中ほど危険は多いですが、
「場所ごとの正しい行動」を知っておくだけで
地震で命を落とすリスクは劇的に減ります。

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