【防災士が解説】「防災 × アンカーボルト・突っ張り棒」── 家具転倒を“ほぼゼロ”にする最強の地震対策

大地震のケガの原因の約3〜5割は
家具の転倒・落下

特に
● タンス
● 本棚
● 食器棚
● 冷蔵庫

など大型家具は、倒れて下敷きになると命に関わることも。

そこで絶対にやるべきなのが
アンカーボルト固定 or 突っ張り棒固定

この2つを組み合わせると、
家具の転倒リスクを劇的に下げられます。


■① アンカーボルトは“最強の固定方法”

壁にしっかり固定するため、
● 大地震でも倒れにくい
● 重い家具でも安定
● 長期的に緩みにくい

特に危険な家具には
アンカーボルトによる固定が最優先

家具の“上部”を固定することが重要。


■② 突っ張り棒だけでも“転倒時間を遅らせる”

アンカーボルトが打てない賃貸では
突っ張り棒が最有力

ポイントは…

● 天井が固い場所に設置
● 家具の左右に2本
● 傾斜がある場合は高さを微調整
● 滑り止めマットと併用

完全に防ぐというより
「倒れるまでの時間を遅らせる」ことで
避難がしやすくなる。


■③ “底にすべり止め”を敷くと効果が倍増する

家具の下に
● ゴムマット
● すべり止めシート

を敷くことで
横揺れに強くなり、転倒がさらに起こりにくい。

突っ張り棒と組み合わせると
耐震性能が大きく上がる。


■④ 冷蔵庫は最優先で固定するべき家具

冷蔵庫が倒れると
● 下敷き事故
● 脱出ルートがふさがる
● 中身が飛び散り衛生環境が悪化

と、被害が最も大きい家具の1つ。

冷蔵庫は
● 専用ストッパー
● ベルト
● 壁固定

で必ず対策を。


■⑤ 子ども部屋は“最優先エリア”

子どもの部屋は
● 本棚
● 教材棚
● カラーボックス

など背の高い収納が多いので危険。

子どもの方が身長が低く、家具に巻き込まれやすいため
最優先で固定するべき場所


■⑥ 家具配置で対策できるポイント

固定に加えて
● 倒れても通路をふさがない配置
● 出入り口付近に背の高い家具を置かない
● 寝室の近くに大型家具を置かない

などの工夫で、ケガのリスクが激減する。


■⑦ 転倒防止の最強コンビ

防災の現場で最も効果があるとされる組み合わせは…

アンカーボルト + すべり止め + 突っ張り棒

これだけで
“家具転倒リスクはほぼゼロに近づく”。


■推奨セット

● アンカーボルト(可能なら必須)
● 突っ張り棒(左右2本)
● すべり止めマット
● 家具と天井の高さを正確に測定
● 冷蔵庫の専用固定金具


■まとめ

大地震の死亡・重傷の多くは
“家具の転倒”が原因。

だからこそ
アンカーボルトと突っ張り棒の対策は
地震防災でも特に重要。

  1. アンカーボルトが最強
  2. 賃貸は突っ張り棒
  3. すべり止めで安定性UP
  4. 冷蔵庫は絶対に固定
  5. 子ども部屋は最優先
  6. 家具配置でもリスクは減らせる
  7. 最強は「ボルト+突っ張り+滑り止め」

この対策をするだけで、
地震の生存率は大きく上がります。

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