消防学校初任科では、走る力、筋力、持久力、暑さへの強さなど、自分の体力不足を痛感する場面があります。
しかし、体力が足りないこと自体は失敗ではありません。危険なのは、無理を隠して故障することです。
■①まず「ついていけない=不適格」と考えない
初任科は、消防職員として必要な基礎を身につける教育期間です。
最初から全員が同じ体力ではありません。
大切なのは、今の自分の弱点を正しく把握し、毎日少しずつ積み上げることです。
■②体力不足を隠すと危ない
訓練で一番避けるべきなのは、限界を超えて倒れることです。
特に夏場や連続訓練では、疲労、睡眠不足、脱水が重なると判断力も落ちます。
被災地派遣やLO活動の現場でも、体力以上に大切なのは「無理を早めに申告できる判断力」でした。
■③自主練は追い込みすぎない
体力を上げたいからといって、夜に走り込みすぎるのは逆効果です。
おすすめは、短時間で継続することです。
腕立て、スクワット、体幹、軽いジョグ、ストレッチを毎日少しずつ行う方が、故障せず伸びやすくなります。
■④睡眠と食事も訓練の一部
体力不足を感じる学生ほど、睡眠と食事を軽く見てはいけません。
筋力や持久力は、訓練中ではなく休養中に回復しながら伸びます。
寝不足のまま無理を重ねると、ケガや集中力低下につながります。
■⑤報告できる学生は伸びる
「足が痛い」「めまいがする」「体調が悪い」と言えることは、甘えではありません。
消防の現場では、自分の状態を正しく伝えられない隊員は、仲間にも要救助者にも危険を及ぼします。
体力不足を隠すより、今の状態を報告して改善する方が、消防職員として正しい姿勢です。
■まとめ|体力不足より危ないのは無理を隠すこと
結論:消防学校初任科で体力が足りないと感じたら、無理を隠さず、睡眠・食事・短時間の自主練で少しずつ底上げすることが大切です。
元消防職員として見ると、最初から強い学生より、弱点を認めて継続できる学生の方が、配属後に伸びることがあります。

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