梅雨の大雨で避難を考えるとき、見落としやすいのが家族の移動スピードです。
大人だけなら動ける距離でも、子ども、高齢者、持病がある人、ペットがいる家庭では、避難に時間がかかります。
■①避難は一番遅い人に合わせる
家族で避難するときは、体力がある人のペースで考えてはいけません。
歩くのが遅い人、荷物を持てない人、階段が苦手な人、雨の中で不安になる子どもに合わせる必要があります。
避難計画は、家族の中で一番時間がかかる人を基準に考えることが大切です。
■②雨が強くなる前に動く
大雨が強くなってから避難を始めると、足元が悪くなり、視界も悪くなります。
子どもを連れている場合や高齢者がいる場合は、さらに時間がかかります。
高齢者等避難が出た段階で、避難に時間がかかる人は行動を始める判断が必要です。
■③荷物を持ちすぎない
避難時に荷物が多すぎると、移動が遅れます。
水、薬、ライト、スマホ、モバイルバッテリー、現金、保険証のコピー、最低限の着替えなど、本当に必要なものに絞ります。
重い持ち出し袋より、実際に持って動ける備えが重要です。
■④被災地では「移動に時間がかかる家庭」ほど早めの判断が必要だった
被災地派遣やLO活動では、高齢者や子どもがいる家庭ほど、避難開始までに時間がかかる場面を見てきました。
荷物の準備、声かけ、移動手段、雨具、薬の確認だけでも時間を使います。
元消防職員・防災士として見ると、梅雨の避難で大切なのは「まだ大丈夫か」ではなく、「家族全員が安全に動ける時間が残っているか」です。
■⑤迎えに行く人も決めておく
子どもが学校や保育園にいる時間、高齢の親が別の場所にいる時間に大雨が強まることもあります。
誰が迎えに行くのか、行けない場合は誰に頼むのか、連絡が取れない場合はどうするのかを決めておきます。
災害時は、連絡できる前提ではなく、連絡できない場合も想定します。
■まとめ|梅雨の避難は家族で一番時間がかかる人を基準にする
結論:梅雨の大雨避難では、家族全員が同じ速さで動けると思わず、子ども・高齢者・持病がある人に合わせて早めに避難判断をすることが大切です。
大雨避難で一番危ないのは、大人だけの感覚で判断し、家族全員が安全に動ける時間を失うことです。


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