【防災士が解説】防災×女性|生理中に災害が起きた時の対処法

生理中に災害が起きると、
身体的なつらさに加えて、
環境・衛生・心理面の負担が一気に増します。
被災地で実際に聞いた経験も踏まえ、
生理中に災害が起きた時の現実的な対処法を整理します。


■① まず「我慢しない」と決める

生理中の災害対応で最も大切なのは、
我慢を前提にしないことです。
我慢は、
体調悪化・感染症・強いストレスにつながります。

被災地では、
「生理だから仕方ない」と我慢を続け、
体調を崩してしまった女性もいました。
最初に「我慢しない」と決めることが重要です。


■② 交換回数を減らそうとしない

生理用品が気になり、
交換回数を減らしてしまうと、
かぶれ・炎症・感染リスクが高まります。
可能な範囲で、
普段に近い交換を心がけます。

現場では、
「足りなくなるのが怖くて替えなかった」
という声が多く聞かれましたが、
結果的に体調を崩す原因になっていました。


■③ 清潔を保つ「最低限」を確保する

水が使えなくても、
清潔を保つ方法はあります。
ウェットティッシュ、清拭シートなどを使い、
最低限のケアを行います。
完璧を目指さず、
「悪化させない」ことを意識します。


■④ 冷えを防ぐ行動を優先する

冷えは生理痛を悪化させます。
腹部や足元を冷やさないことは、
災害時の重要な対処法です。
毛布、腹巻き、カイロなど、
手に入るもので体を温めます。

被災地では、
冷えが原因で腹痛が強くなり、
動けなくなった女性もいました。


■⑤ 捨て方・保管方法を早めに決める

生理用品の処分は、
早めにルールを決めておくと安心です。
中身が見えない袋に入れ、
臭い対策をするだけで、
精神的な負担が大きく減ります。


■⑥ 痛みや不調は早めに対処する

生理痛や頭痛は、
我慢すると悪化します。
鎮痛薬を使い、
横になれる時間を確保します。
無理に動かない判断も、
立派な対処法です。


■⑦ 周囲に伝えることは「弱さ」ではない

必要な時は、
運営スタッフや信頼できる人に
体調を伝えることが大切です。
被災地では、
「言えたことで配慮してもらえた」
というケースも多くありました。


■⑧ 生理中の災害対応は想定しておくべき現実

生理中に災害が起きることは、
決して特殊なケースではありません。
事前に想定しておくことで、
判断と行動は驚くほど楽になります。


生理中に災害が起きた時、
大切なのは完璧な対応ではありません。
我慢せず、
悪化させず、
自分の体を守ること。
それが、女性の防災における現実的な対処法です。

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