【防災士が解説】園の連絡体制で一発アウトは「電話だけ」に頼ること

災害時に保育園やこども園と連絡が取れるかどうかは、子どもの安全確認に直結します。

一番危ないのは、園と家庭の連絡方法が電話だけで、つながらない場合の行動が決まっていないことです。

■①災害時は電話がつながらない前提で考える

地震や大雨の直後は、電話がつながりにくくなる可能性があります。

保護者が園へ電話し続けても、園側が全員対応できない場合もあります。

だからこそ、電話以外の連絡手段があるかを事前に確認しておくことが大切です。

■②一斉配信の方法を確認する

園が使う連絡手段を確認します。

アプリ、メール、一斉配信、ホームページ、掲示、災害用伝言サービスなど、複数の方法がある園は安心しやすくなります。

ただし、登録していない、通知を切っている、家族で共有していない状態では意味がありません。

■③引き渡しルールまで確認する

連絡体制で大切なのは、情報を受け取ることだけではありません。

誰が迎えに行くのか、本人確認はどうするのか、代理人への引き渡しは可能かを確認します。

連絡が取れない場合に園で待機するのか、避難先で引き渡すのかも重要です。

■④被災地では「連絡が取れない不安」が大きかった

被災地派遣やLO活動では、家族や関係機関とすぐ連絡が取れず、不安が大きくなる場面を多く見ました。

そのとき、事前に集合場所や連絡手段が決まっている人は、比較的落ち着いて行動できていました。

園の連絡体制も、つながる前提ではなく、つながらない場合まで決めておく必要があります。

■⑤家庭内でも情報共有しておく

父母だけでなく、祖父母や代理で迎えに行く人にも、園の連絡方法と引き渡しルールを共有します。

緊急時に「誰がアプリを見ているか」「誰が迎えに行くか」が曖昧だと混乱します。

家庭内で、連絡を見る人、迎えに行く人、待機する人を決めておくと安心です。

■まとめ|園の連絡体制は電話以外まで確認する

結論:園の連絡体制は、電話だけに頼らず、アプリ・メール・掲示・災害時の引き渡しルール・代理迎えの確認まで事前に把握しておくことが大切です。

元消防職員・防災士として見ると、災害時に強い園と家庭は、「連絡がつながる前提」ではなく、「つながらない場合の行動」まで決めています。

出典:こども家庭庁「教育・保育施設等における安全確保」

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