【防災士が解説】被災地ボランティア支援団体おすすめ5つ|無料相談でストレスを軽くする判断基準

災害ボランティアから帰ってきたあと、
「少ししんどいけど、どこに相談すればいいか分からない」
「支援団体ってたくさんあるけど、何が違うのか見えない」
「無料で相談できる先や、ちゃんとつないでくれる団体を知りたい」
と感じる人は少なくありません。

結論から言えば、災害ボランティア後に頼る支援団体を選ぶ時は、“名前を知っているか”より、“支援後のストレス反応を理解していて、必要時に次の支援へつなげる力があるか”で見る方がかなり現実的です。
災害支援のあとに必要なのは、気合いで我慢することではありません。
まずは、話せる入口を持つことです。

防災士として率直に言えば、支援後に崩れやすい人ほど、
「これくらいで相談するのは大げさでは」
と考えやすいです。
でも元消防職員として被災地派遣やLO対応を経験すると、相談が早い人ほど戻りやすく、抱え込む人ほど長引きやすいです。
だから、支援団体を知っておくこと自体がかなり大きな備えになります。

■① おすすめ1|日本赤十字社

まず一つ目は、日本赤十字社です。

日本赤十字社の「こころのケア」活動は、被災者だけでなく、救護にあたる援助者もストレスを受けることを前提にしています。
活動の目的には、ストレス状態の軽減だけでなく、救護員自身も自らのストレスに対応できることが含まれています。
さらに、必要な場合には専門家チームへ確実につなぐことも重視されています。 oai_citation:1‡日本赤十字社

つまり、日赤の強みは、
・支援者側のストレス反応も前提にしている
・災害文脈でのこころのケアに慣れている
・必要時には次の専門支援へ橋渡しできる
ことです。

防災士として言えば、ボランティア後のこころのケアを「災害支援の流れの中で相談したい」人にはかなり相性がいいです。

■② おすすめ2|DPATにつながる支援体制

二つ目は、DPAT(災害派遣精神医療チーム)につながる支援体制です。

DPATの「災害時の支援者支援マニュアル」では、災害救援者は
・惨状の体験や目撃
・遺族や被災者との関わり
・二次災害の危険
・過重労働
などによって強いストレスを受けうると整理されています。
その上で、反応が長引く場合には、なるべく早く周囲に相談するのが望ましいと示されています。 oai_citation:2‡dpat.jp

DPAT自体は誰でも直接気軽に相談する窓口というより、災害時精神保健医療の専門体制です。
でも、ここから学べるのは、
支援者の不調は専門的に扱ってよい問題
だということです。

防災士として率直に言えば、
・悪夢が続く
・フラッシュバックがある
・日常生活に支障が出ている
なら、一般的な悩み相談より一段深い支援を意識した方がいいです。
その意味でDPATは、かなり大切な支援の柱です。

■③ おすすめ3|東京ボランティア・市民活動センター

三つ目は、東京ボランティア・市民活動センターです。

このセンターは、「被災地から帰った災害ボランティアの方へ 心のケア、ストレスケアのヒント」を公開しており、支援後の反応として
・興奮状態が続く
・現場を思い出す
・思い出すことを避けようとする
・身体の不調
・孤独感
などを分かりやすく整理しています。 oai_citation:3‡TVAC

また、関連情報として、日本赤十字社のボランティア向けこころのケア資料も紹介しています。 oai_citation:4‡TVAC

防災士として言えば、東京ボランティアセンターの良さは、
「この反応は普通なのか?」が分かりやすいこと
です。
支援後に最初に必要なのは、難しい専門知識より、
「いま起きていることは珍しくない」
と知ることだからです。

■④ おすすめ4|こころの健康相談統一ダイヤル

四つ目は、こころの健康相談統一ダイヤルです。

厚生労働省の案内では、このダイヤルは、電話をかけた所在地の都道府県・政令指定都市が実施している公的なこころの健康電話相談等につながる仕組みです。
番号は 0570-064-556 で、相談対応の曜日・時間は自治体ごとに異なります。 oai_citation:5‡厚生労働省

この窓口が向いているのは、
・まず公的な相談先につながりたい
・地域の窓口を知りたい
・どこへ相談するのがよいか整理したい
人です。

元消防職員として率直に言えば、「最初の一本」があるだけでかなり違います。
いきなり医療機関へ行くのが重い人でも、公的な電話相談はかなり入りやすいです。

■⑤ おすすめ5|よりそいホットライン

五つ目は、よりそいホットラインです。

厚生労働省の「まもろうよ こころ」では、よりそいホットラインが案内されており、フリーダイヤル 0120-279-338 で相談できます。
また、こころの健康相談統一ダイヤルも同ページで案内されています。 oai_citation:6‡厚生労働省

よりそいホットラインが特に使いやすいのは、
・夜に急にしんどくなる
・今すぐ誰かに話したい
・匿名でまず話したい
・地域窓口の受付時間外である
場合です。

防災士として言えば、災害支援後のつらさは夜に強く出やすいです。
眠れない、気持ちが落ちる、人に連絡しづらい。
そういう時に、24時間系の相談先を知っているのはかなり大きいです。

■⑥ 支援団体をどう選ぶべきか

迷った時は、次のように考えるとかなり整理しやすいです。

・まず災害支援の文脈で理解されたい
 → 日本赤十字社、東京ボランティア・市民活動センター

・公的な地域窓口につながりたい
 → こころの健康相談統一ダイヤル

・今すぐ誰かに話したい
 → よりそいホットライン

・不調が長引いていて専門性が必要そう
 → DPATにつながる地域の精神保健医療体制

防災士として率直に言えば、最初から完璧な窓口を選ぶ必要はありません。
大切なのは、
最初につながること
です。
そこから次の支援へ進むことはかなり多いです。

■⑦ 無料相談を使う時に伝えることは短くていい

相談しようとすると、
「何をどう話せばいいか分からない」
と止まる人がいます。

でも最初は短くて十分です。

たとえば、
・災害ボランティア後から眠れない
・帰ってからイライラが続く
・食欲が落ちている
・集中できない
これだけでも大丈夫です。

防災士として言えば、長く説明するより、
今いちばん困っていることを一つ伝える
方がずっとつながりやすいです。

■⑧ まとめ

災害ボランティア後に頼れる支援団体を選ぶ時は、“有名かどうか”より、“支援後のストレス反応を理解していて、必要時に次の支援へつなげるか”で選ぶ方が現実的です。
日本赤十字社はこころのケア活動を行い、必要時に専門家へつなぐ役割も持っています。
DPATは災害時精神科医療とこころのケア支援体制として整備され、
東京ボランティア・市民活動センターは被災地から帰った災害ボランティア向けの心のケア情報を公開しています。
厚生労働省は、こころの健康相談統一ダイヤルやよりそいホットラインを案内しています。 oai_citation:7‡日本赤十字社

防災士として強く言えるのは、相談は「弱いからする」のではなく、
戻りを早めるための判断だということです。
迷ったら、まずは無料の電話相談からで十分です。
そこから必要な先へつながる。
それが一番現実的です。

出典:厚生労働省「電話相談窓口|まもろうよ こころ」

参考:東京ボランティア・市民活動センター「被災地から帰った災害ボランティアの方へ 心のケア」

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