【防災士が解説】防災リュックは重すぎると危険|体重の1割までが現実的

防災リュックは、たくさん入れれば安心に見えます。

しかし、災害時に本当に大切なのは、完璧な中身ではなく、背負って安全に避難できる重さにすることです。

■①防災リュックは持てなければ意味がない

水、食料、ライト、トイレ、着替え、薬を入れていくと、防災リュックはすぐ重くなります。

重すぎるリュックは、避難のスピードを落とし、転倒や疲労の原因になります。

特に大雨、夜間、階段、坂道、子どもや高齢者との避難では、重さがそのまま危険になります。

■②目安は体重の1割程度

現実的な目安は、体重の1割程度です。

体重60kgなら6kg前後、50kgなら5kg前後が一つの目安になります。

子どもや高齢者は、さらに軽くする必要があります。

■③水と食料を入れすぎない

水や食料は大切ですが、全部をリュックに入れると重くなりすぎます。

持ち出し用には最低限を入れ、家で使う水や非常食は在宅備蓄として別に置きます。

避難用リュックと在宅備蓄を分けることで、実際に動きやすくなります。

■④被災地では荷物の重さが避難を遅らせた

被災地派遣やLO活動では、荷物が多すぎて移動に時間がかかる人を見てきました。

災害時は、持っていく物を増やすほど安心になるとは限りません。

元消防職員・防災士として見ると、防災リュックは「たくさん入れる物」ではなく、「命を守って移動するための物」です。

■⑤一度背負って歩いてみる

防災リュックは、作ったら一度背負って確認します。

玄関から外へ出る、階段を下りる、数分歩く、子どもの手を引く。

実際に動いてみて重すぎるなら、中身を減らす判断が必要です。

元消防職員の経験から言うと、軽くて背負いやすい防災リュックを最初に選ぶことが、いざという時の避難スピードに直結します。
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■まとめ|防災リュックは軽くして動けることを優先する

結論:防災リュックは、体重の1割程度を目安にし、重すぎる場合は在宅備蓄と分けて、実際に背負って避難できる重さにすることが大切です。

防災リュックで一番危ないのは、「備えを増やすほど安心」と思い込み、いざという時に重くて動けないことです。

出典:首相官邸「災害が起きる前にできること」

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