【防災士が解説】震度5強のあとが本当に危ない。鳥取・島根地震で今すぐ意識すべき行動

鳥取県・島根県で最大震度5強を観測した地震を受け、気象庁は緊急会見を行い、「今後さらに強い揺れが発生する可能性がある」と注意を呼びかけました。

特に重要なのは、「地震は一度で終わらない」という点です。
本当の危険は、揺れたあと数日間に集中します。


■① 今後1週間、とくに「2~3日間」が最警戒期間

気象庁は、今回の地震と同程度(最大震度5強)の揺れが、
今後1週間程度、特に2~3日間に起こる可能性があると明言しています。

過去にもこの地域では、
・強い揺れが続発
・時間を空けて再び大きな地震
が起きた事例があります。

「もう揺れたから大丈夫」
この考えが一番危険です。


■② 揺れのあとに急増する「落石・がけ崩れ」

今回、気象庁が特に強調したのが、
落石・がけ崩れ・斜面崩壊の危険性です。

地震によって地盤が緩み、
・普段は問題ない斜面
・見た目では異常が分からない場所
でも、非常に崩れやすい状態になっています。

そこに
・雨
・余震
が重なると、一気に危険度が上がります。


■③ 雨が降ると危険度が跳ね上がる理由

揺れた地盤は、内部に細かな亀裂が入っています。
雨が降ると、そこに水が入り込み、土砂の結束力が低下します。

結果として、
・地震+雨
・余震+雨
という組み合わせが、最も危険なパターンになります。

「雨が降ったら外を歩かない」
「斜面や山際に近づかない」
これだけでも、命を守る行動になります。


■④ 島根県東部では地震活動が継続中

島根県東部では、震度5強の地震のあと、
震度1以上の地震がすでに10回発生しています。

これは、地震活動がまだ収まっていないサインです。

小さな揺れが続く=安心、ではありません。
むしろ、大きな揺れの前触れになるケースもあります。


■⑤ 火山との関係は「現時点ではなし」

今回の地震について、
・火山活動によるものではない
・火山活動への影響も現時点では確認されていない
と気象庁は説明しています。

ただし、これは
「地震の警戒が不要」という意味ではありません。


■⑥ 今日からできる具体的な行動

今すぐ見直してほしいポイントは、次の通りです。

・崖、山際、法面の近くを避ける
・雨の日は外出を控える
・自宅周辺の危険箇所を家族で共有する
・就寝時はスリッパとライトを枕元に
・家具の転倒防止を再確認する

特別な準備は不要です。
「近づかない」「無理をしない」
これだけで守れる命があります。


■⑦ 地震後こそ「判断を軽くする防災」を

地震直後は、情報が多く、不安も大きくなります。
だからこそ、迷わないための判断基準が重要です。

・揺れた地域では、しばらく危険が続く
・雨と余震が重なるとリスクが跳ね上がる
・目に見えない危険ほど、距離を取る

これは、防災士・現場経験者が共通して伝えている原則です。

「もう終わった」と思わず、
今週いっぱいは警戒を続ける
それが、今回の地震で最も大切な防災行動です。

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