【防災士が解説】災害で一番つらいのは「トイレ問題」です。食料より先に困る現実

大地震・台風・停電・断水。

多くの人がイメージしているよりも、トイレは災害で一番早く困ります。

実際の被災地の声でも、

  • 食べ物よりトイレがつらい
  • トイレ待ちで長い行列
  • 水が流せなくて臭い・汚れる
  • 我慢して体調を崩した

など、必ず問題になります。

だから、防災の優先順位は

✅ 食料より「トイレ対策」が先

と言ってもいいほど大切です。

✅ なぜトイレが使えなくなるのか?

理由は1つではありません。

  • 断水 → 水が流せない
  • 停電 → ポンプが止まりマンションで排水不可
  • 下水管の破損 → 流すと逆流して大惨事
  • 避難所 → 人が多すぎて長蛇の列

つまり「水が止まる」「電気が止まる」「人が多い」

この3つのどれかが起きると、トイレが機能しなくなるのです。

✅ 人は想像以上にトイレに行く

大人でも、1日 5〜7回 はトイレを使います。

家族4人なら 1日20回以上。

これが3日続くと…

家で60回、避難所で60回。

水や食料よりも、確実に先に困る理由がここにあります。

✅ 家庭でできる最強のトイレ対策

準備は簡単、たった2つ。

✅ ① 簡易トイレを備蓄しておく

ドラッグストアやネットで買えます。

【必要量の目安】

1人あたり1日7回 × 7日分

➡ 約50回分

家族4人なら

➡ 約200回分

「そんなに使う?」と思いますよね。

でも、実際の被災地では 足りない家庭がほとんどです。

✅ ② 大きめのゴミ袋と新聞紙をセットで置く

簡易トイレがなければ

  • ビニール袋(45L)
  • 新聞紙やペットシーツ

これで自宅のトイレを壊さず使えます。

水を流さず、袋ごと処分できます。

✅ 避難所では、トイレの場所と時間がポイント

避難所でのリアルな問題は、

  • 夜は暗くて怖い
  • 子どもや女性が行きにくい
  • 大雨の日は移動が危険

だから、

✅ できるだけ早い時間にトイレの場所を確認

✅ 明るい時間に用事を済ませる

これだけでストレスが減ります。

✅ なぜ「トイレ対策」が命を守るのか?

意外ですが、命に関わります。

  • 我慢 → 脱水・便秘・腹痛
  • 子どもや高齢者は失禁のストレス
  • 感染症のリスクが上がる

熊本地震、東日本大震災、北海道地震。

すべての避難所で トイレ問題は必ず発生 しています。

✅ まとめ

災害で一番最初に困るのは「トイレ」です。

  • 水が流れない
  • 電気が止まる
  • 下水が壊れる
  • 避難所は大混雑

✅ 家族4人なら、簡易トイレ200回分

✅ なければゴミ袋と新聞で代用可能

防災対策は「困る順」で準備するのが正解。

トイレはその中でも“最優先”の対策です。

「どんな簡易トイレを買えばいい?」

「車中泊でのトイレはどうするの?」

知りたいことがあればコメントください!

明日も更新します。

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