【元消防職員・防災士が解説】イベント × 防災|コンサート・花火大会・祭り・スポーツ観戦で命を守る行動

花火大会、ライブ、野球、マラソン、フェス、祭り。

楽しいイベントほど、人が一気に集まります。

しかし、過去の事故では

・圧死

・将棋倒し

・熱中症

・大雨・雷

・火災

・突然の中止や避難

こうしたトラブルが起き、多くの人が危険にさらされました。

「イベント × 防災」を知っておくことは、

自分と大切な人の命を守る行動です。

◆ ① 会場に着いたら最初にやること

✅ 非常口・避難経路を見る

✅ 人が密集しやすい場所を確認

✅ 出入口の位置を把握

スマホで写真を撮るのもOK。

「どこから逃げればいいか」を知るだけで生存率が上がります。

◆ ② 密集した場所は“危険なゾーン”

・一方通行の通路

・階段

・フェンスで囲まれた場所

・押し合いが起きやすい場所

・ステージ前のぎゅうぎゅうエリア

人の波が動き始めると、立っているだけで圧迫されます。

✅ 子どもは前に立たせない

✅ 圧迫を感じたらすぐ後退

✅ 無理に前へ行かない

「自分は大丈夫」は一番危ない考え方です。

◆ ③ 雨・雷・強風の時

✅ 川沿い、海辺、堤防は危険

✅ テントは飛ばされる可能性

✅ 雷が鳴ったら建物内へ避難

✅ 木の下で雨宿りは危険

天候の悪化で、イベント中止や避難が一気に起きることがあります。

◆ ④ 子ども連れの注意点

✅ 迷子対策で連絡先を持たせる

✅ 写真を撮って服装を記録

✅ ベビーカーは密集エリアに入れない

イベント会場は、普段の10倍以上迷子が発生します。

◆ ⑤ 花火大会・屋台・火の近く

✅ 火の粉が飛ぶ場所に近づかない

✅ ガスボンベや油を扱う屋台は離れて見る

✅ 不審な火や煙を見つけたらスタッフへ

火災は一瞬で広がります。

「少し離れて安全に見る」が正解です。

◆ ⑥ 人が倒れた・押し合いが起きたら

✅ かがんだら押しつぶされる危険

✅ 胸を守りながら横へ逃げる

✅ 倒れた人を踏まないよう呼びかけ

将棋倒しは数秒で命に関わる事故になります。

◆ ⑦ 地震・不審物・テロなどの非常時

✅ 誘導アナウンスを聞く

✅ 勝手に走り出さない

✅ 人の流れに逆らわない

✅ 柵やフェンスに押し付けられない位置へ

イベント中は、パニックが一番危険です。

◆ ⑧ 体調管理も“防災”

✅ 水分補給

✅ 帽子・暑さ対策

✅ 冬はカイロや厚手の服

✅ トイレの場所を把握

熱中症・脱水・寒さによる体調悪化は、

救急搬送がとても多いトラブルです。

◆ ⑨ まとめ

イベントは楽しい場所ですが、事故も起きやすい場所です。

✅ 非常口を確認

✅ 密集した場所を避ける

✅ 雨・雷・強風に注意

✅ 子どもの迷子対策

✅ 火の近くに行かない

✅ パニックにならず落ち着く

「ただ楽しむ人」と

「安全に楽しむ人」の違いは“知っているかどうか”。

防災は、イベントを安全に楽しむための知識です。

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