【防災士が解説】11月は“スタッドレスタイヤ切り替え”の合図冬の事故を防ぐための防災的ポイントまとめ

11月は朝晩の冷え込みが強くなり、路面凍結の前兆が現れ始める季節。
地域によっては「まだ早い」と思われがちですが、実は 11月こそスタッドレスタイヤに交換すべきタイミング です。

災害級の寒波・大雪が増えている中、冬の交通トラブルは命を守る“防災行動”と直結します。


■ ① スタッドレスタイヤは“凍る前”に交換するのが正解

路面が白く凍り始めるのは12月ですが、
タイヤ交換で最も混雑するのも12月。

そのため 11月に交換した人だけがリスクを避けられる というデータがあります。

さらに、冬用タイヤは…

  • 気温7℃以下で効果を発揮
  • 朝晩が冷える11月頃に性能が上がる

という特徴があり、早め交換が最も賢い選択です。


■ ② ノーマルタイヤは“ブラックアイスバーン”に弱すぎる

冬の交通事故で多いのが ブラックアイスバーン

・見た目は濡れた道路
・実際は完全に凍っている
・急ブレーキは100%止まれない

特に11月後半〜12月初旬は、
“冬の始まりの油断”で事故が多発します。


■ ③ チェーン規制は「突然」かかる

大雪のときは高速道路や主要道で チェーン規制 が出ます。
スタッドレスを履いていても走れないケースがあり、
チェーンは冬の必須アイテムです。

11月のうちに…

  • 自分の車のタイヤサイズを把握
  • チェーンの装着練習
  • 車内に収納スペースを確保

これだけで冬を安全に過ごせます。


■ ④ 冬の車内に置く“防災セット”は必須

冬は車で立ち往生するリスクが高い季節。
11月のうちに以下を積んでおくことをおすすめします。

  • スノーブーツ
  • 手袋・防寒着
  • カイロ
  • 毛布
  • 水とお菓子
  • 携帯トイレ
  • スコップ
  • スプレー解氷剤
  • スノーブラシ

雪道は「数時間動けない」が当たり前になるため、
車の防災セットは命を守る装備になります。


■ ⑤ 冬の道路情報アプリを入れておく

冬は情報戦。
渋滞・凍結・規制をリアルタイムで把握することが事故回避につながります。

おすすめは以下のアプリ。

  • 国交省「冬用タイヤ装着状況」
  • 日本道路交通情報センター(JARTIC)
  • 各自治体の防災アプリ
  • キキクル(気象庁)

11月中に登録しておくと、冬の災害に強くなれます。


■ まとめ

11月のスタッドレス交換は「冬の事故を防ぐ防災行動」です。

  • 気温7℃以下はスタッドレスが性能を発揮
  • ブラックアイスバーンは見た目ではわからない
  • チェーン規制は突然
  • 車内に冬用防災セットを積んでおく
  • 情報アプリは11月のうちに登録

冬の安全は、11月の行動でほぼ決まります。

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