【防災士が解説】消防士に必要な資格はこれ!“必須”と“あると有利”を整理して解説

消防士になるために必要な資格は、それほど多くありません。
しかし実際の現場では、持っておくと圧倒的に有利になる資格がいくつもあります。
ここでは、採用試験に必要な資格、現場で役立つ資格をわかりやすく整理して解説します。


■ 消防士になるために“必須”の資格

消防士になるために、絶対に必要なのはたった2つです。

  • 普通自動車運転免許(AT限定不可の場合あり)
  • 消防本部の採用試験に合格すること

採用試験は、筆記(教養・専門)、体力試験、面接、適性検査などを通過すればOK。
実はこの段階では、特別な資格はほとんど求められません。


■ 消防学校で取得する“標準資格”

消防士として採用された後、消防学校や各消防本部で次の資格を取得します。

  • 救急救命士(二年課程の自治体もあり)
  • 救急隊員資格
  • 呼吸器・防火管理・危険物関連の基礎知識
  • 消防車・救急車を運転するための講習
  • 救助隊に必要な基礎訓練

これらは採用後に全員が段階的に学んでいく内容です。


■ “あると現場で有利”な資格

ここからが、周りと差がつくポイント。
現場で即戦力として評価される資格は以下です。

  • 大型自動車免許(消防車・梯子車の運転に必須)
  • 大型二輪免許(車両運用・特殊任務で有利)
  • 危険物取扱者(乙4)
  • 消防設備士(甲種・乙種)
  • ロープ・レスキュー技術の民間資格
  • ドローン関連の資格(二等無人航空機操縦士など)
  • 潜水士(ウォーター系救助で有利)
  • 無線関連資格(陸上特殊無線など)

いずれも、災害現場・救助活動・車両運用で活かせる資格ばかりです。


■ “昇任したい人”に有利な資格

消防士としてキャリアアップを狙うなら、次の資格が強い武器になります。

  • 救急救命士 国家資格
  • 予防業務(査察・指導)に関わる資格
  • 高所作業・特殊技能に関する講習
  • 指揮隊・指令センターで役立つ資格

指揮・予防分野で強い人は、昇任のチャンスが広がります。


■ まとめ

消防士になるための資格は多くありませんが、現場で活躍し、昇任を狙うなら“持っておくと強い資格”がたくさんあります。

特におすすめは以下の組み合わせ:

  • 大型自動車免許
  • 危険物取扱者 乙4
  • 消防設備士
  • 潜水士 or ドローン(二等)
  • 無線資格

これらを持っていると、採用後のスタートダッシュが圧倒的に変わります。

「消防士になりたい」「現場で活躍したい」
そんな人は、ぜひ早めに準備しておきましょう。

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