地震・台風・豪雨・停電・断水。
災害が起きると、スマホは「命を守る道具」になります。
しかし実際には、被災地で多発するトラブルがこれです。
✅ スマホはあるのに、ログインできない
✅ パスワードが思い出せない
✅ 認証コードが届かない
✅ バックアップを取っていない
災害時は、ログインできないだけで命に関わる場面があります。
その理由と対策をまとめます。
◆ ① なぜ「ログイン」が命に関わるのか?
スマホが使えないと、次の行動ができません。
✅ 安否確認
✅ 避難所の情報
✅ 給水場所や移動ルート
✅ SNSでの救助要請
✅ 電子決済(現金が使えない時)
✅ 公共サービスの手続き
災害では、情報が命を守ります。
パスワードを忘れただけで、必要な行動が取れなくなる人が大勢います。
◆ ② 特にログインで困るサービス
✅ Google / Apple ID
✅ LINE
✅ X(旧Twitter)
✅ メールアドレス
✅ 銀行アプリ
✅ 証券アプリ
✅ 保険・クレカ
✅ 公共サービス(マイナポータル等)
災害時に多くの人が利用します。
◆ ③ “絶対にやっておけば良かった”と後悔する準備
① パスワードをメモして保管
・スマホだけに保存は危険
・紙・メモ帳・手帳でもOK
② 家族で共有
・ログイン情報を分かる人が1人だけは危険
・最低2人で共有すると安心
③ 2段階認証の見直し
・SMS認証は「圏外」で詰むことがある
・メール認証に切り替えるのも有効
④ IDを一元管理
・同じパスワードを使い回さない
・忘れない仕組みを作る
◆ ④ 停電中、ログインできなくなるパターン
✅ スマホが充電切れ
✅ SMSが届かない
✅ Wi-Fiが止まり認証できない
✅ 端末を初期化して情報が消える
だから必要なのは、
✅ モバイルバッテリー
✅ 充電ケーブル
✅ 車で充電できる環境
✅ 紙のメモで「最低限のIDとPW」
にぎりしめていたスマホが、ただの板になることがあります。
◆ ⑤ バックアップは“命の保険”
災害でスマホが壊れた、紛失した…
よくある話です。
✅ 連絡先
✅ 写真
✅ メール
✅ メモ
✅ キャッシュレス
✅ LINEトーク
これらは、バックアップがないと復旧できません。
Google・iCloudのバックアップを必ず有効にしておきましょう。
◆ ⑥ オフラインで使えるアプリも入れておく
・地図(オフライン保存)
・防災マップ
・非常用マニュアル
・家族の連絡先(紙も有効)
インターネットが使えなくても、最低限の情報が手に入ります。
◆ ⑦ 家族で決めておくと強いルール
✅ “全員がログインできる状態”を作る
✅ パスワードは紙とデータの2種類で
✅ バックアップは必ず取る
✅ 子ども・高齢者も分かるように
「誰か1人しか管理していない」は、家庭として危険です。
◆ ⑧ まとめ
ログインできないと、災害時は次の行動が取れません。
✅ 情報収集
✅ 安否確認
✅ SNSで救助
✅ 電子決済
✅ 公的手続き
だからこそ、災害の備えは
✅ パスワードを見える形で保存
✅ 家族と共有
✅ バックアップを取る
✅ モバイルバッテリーを用意
✅ 2段階認証を見直す
「スマホを持っているだけ」では、命は守れません。
“使える状態で持っておく”ことが、防災の基本です。

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