【防災士が解説】車で被災したときに困らないために|“車用防災アイテム”を見直そう!

2025.12.03

地震・豪雨・冠水―。
災害は「家の中」で起きるとは限りません。
外出中、運転中、子どもを乗せて移動している最中など、“車の中で被災する可能性”は誰にでもあります。

実際、過去の災害では冠水や渋滞で車内に長時間とどまらざるを得なかったケースが多数。
私自身も、子どもを連れての移動中に急な豪雨に遭い、数時間車に閉じ込められた経験があります。

だからこそ――
「車はもう一つの避難場所になる」
という前提で備えておく必要があります。

この記事では、
● 車内に常備すべき防災アイテム
● 命を守る“脱出ツール”とは何か
● 子育て家庭が特に備えたい衛生アイテム
を、防災士の視点でわかりやすく解説します。


■最優先で備えたい|シートベルトカッター付きガラスハンマー

車の防災グッズとして 最優先で準備すべきアイテム がこれ。

● ガラスを割る「ガラスハンマー」
● シートベルトを切る「カッター」

この2つが一体化したものは1,000円前後で購入できます。

● なぜ必要なのか?

災害時や事故時に起こりやすいのが、
ドアも窓も開かない状態

特に冠水では、水圧でドアはほぼ開きません。
そのため、サイドガラスを割って脱出する必要があります。

さらに、
・パニックでシートベルトが外れない
・子どもが恐怖で手が動かない
というケースもあり、カッターは命の道を開くツールになります。

私は、運転席だけでなく後部座席にも1つ置いています。
“使わないで済むのが一番良い。でも、なければ命に関わる”。
その典型がガラスハンマーです。


■衛生・子どものトラブル対応|車内で大活躍する「圧縮タオル」

次に備えておきたいのが 圧縮タオル
100円ショップで簡単に手に入り、手のひらサイズのタオルが水で膨らんで使えるようになります。

用途はとにかく万能で、車内防災との相性は抜群。

● 子どもの嘔吐対応
● 手や体の汚れの拭き取り
● 車内の簡易清掃
● 着替えの際の目隠し
● 避難所での衛生対策

ラムネ程度のサイズなので、私は20個をポーチに入れた状態でダッシュボードに常備しています。
軽い・薄い・安い・補充しやすい――
“備えのハードルが極端に低い”のが最大の強みです。

避難時のストレスは、「衛生環境が保てるか」で大きく変わります。
圧縮タオルは、その不安を解消するシンプルで強力なツールです。


■まとめ|車は“動く避難所”。だからこそ備えが必要

車で被災したとき、必要になるものは家の中の備えとは全く違います。
まず準備すべきはこの2つ。

シートベルトカッター付きガラスハンマー(命を守る脱出ツール)
圧縮タオル(衛生・子ども対応・避難生活の快適さを守る)

子どもがいる家庭では特に、車が避難場所になるケースは珍しくありません。
だからこそ、今日この瞬間から車の備えを整えてください。

「備えておいて良かった」と思う日は来ない方がいい。
しかし、
“備えておかなかったことを後悔する日”は必ず防げます。

あなたの車にも、今日から小さな防災を積み重ねていきましょう。

🎒 防災リュックについて

既製品か自作かは「揃える時間」で判断します。急ぎの場合は既製品で対応し、内容を家族構成に合わせて調整してください。

📌 こんな時に困る:揺れ直後の避難・台風時の早期避難・夜間停電下の避難

1品ずつ買い集めると未完成のまま被災します。最初の1セットは中身が監修・選定済みの完成品から始めるのが現実的です。

  • 必要量の目安:家族人数分(1人1個)。子ども・高齢者には軽量モデルを追加。
  • ありがちな失敗:①リュックだけ買って中身が空 ②玄関ではなく2階押入れで取り出せない ③重すぎて持って逃げられない
  • 選び方:30点以上の監修済みセット/家族構成に合わせて子ども用・高齢者用を追加/玄関と寝室の枕元に常時配置

🛡 防災士・元消防職員として、現場で本当に必要だったのはこれ

最初の1セットは中身が選定済みの完成品が現実的。1品ずつ買い集めると未完成のまま被災します。

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+ あわせて見直したい備え

防災用品の専門店で“過不足なく”そろえる

ホームセンターで1品ずつ買うと、結局そろわないまま被災します。防災専門店の監修セットなら、家族人数・住居タイプに合わせて抜け漏れなく一度にそろえられます。

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⚠ 既製品は内容物を確認し、不要なものを外して不足分を追加することで最適なセットになります。

📱 スマホ充電の確保

スマホが使えなくなると、避難情報・家族連絡・地図確認ができなくなります。大容量モバイルバッテリーを1つ備えておくだけで安心感が大きく変わります。

📌 こんな時に困る:停電・台風後の数日・在宅避難・夏冬の冷暖房

消防職員として夏の熱中症搬送現場を多く経験しましたが、停電+猛暑の組み合わせは命に直結します。停電が3日続いた世帯では、冷蔵庫の食料廃棄・スマホ切れによる孤立・室温35℃超という三重苦が現実になります。

  • 必要量の目安:1家族で500〜1000Whクラスを1台(冷蔵庫+スマホ4台+扇風機を半日まかなえる規模)。
  • ありがちな失敗:①小型モバイルバッテリーで代用しスマホ1台分しか持たない ②満充電せず棚で保管→使う時0% ③コンセント形状を未確認で家電がつながらない
  • 選び方:700Wh前後/AC100V出力/LiFePO4(リン酸鉄)バッテリーで安全性高/太陽パネル併用で長期化

🛡 防災士・元消防職員として、現場で本当に必要だったのはこれ

消防職員として停電後の現場に多く出動しましたが、「ポータブル電源を持っていた家族」と「持っていなかった家族」では3日後の体力と判断力に明確な差がありました。700Wh以上を1台、家族への最高の備えです。

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+ あわせて見直したい備え

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⚠ すでに大容量バッテリーをお持ちの場合は「常に充電しておく習慣」だけで十分です。

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