【元消防職員が解説】消防学校初任科で一発アウトは周囲と比べて動けなくなること

消防学校初任科では、走るのが速い同期、礼式が上手い同期、学科が得意な同期が目に入ります。

周囲と比べて不安になるのは自然ですが、その不安で自分の行動が止まることが一番危険です。

■①遅れている不安は誰にでもある

初任科では、体力、学科、声出し、寮生活、訓練礼式など、得意不得意がはっきり出ます。

最初から全部できる学生はいません。

大切なのは、同期より上か下かではなく、昨日の自分より一つ改善できたかです。

■②比べるなら「行動」を見る

同期と比べるときは、能力差だけを見ないことが大切です。

できる学生は、前日準備が早い、メモを取る、質問する、休憩中に整えるなど、見えない行動を積み重ねています。

結果だけでなく、何をしているのかを見ると学びに変わります。

■③不安なときほど基本を一つ守る

周囲より遅れていると感じると、焦って全部を直そうとしがちです。

しかし、返事を大きくする、集合前確認をする、報告を早くするなど、一つに絞る方が続きます。

小さな改善を積み重ねることが、初任科では一番現実的です。

■④被災地でも他人との比較より役割が大切だった

被災地派遣やLO活動では、誰が一番優秀かより、今の自分が何を確認し、誰に伝え、どの役割を果たすかが重要でした。

災害対応は競争ではなく連携です。

初任科でも、同期と比べすぎるより、自分の役割を果たす意識が大切です。

■⑤不安は相談すると小さくなる

一人で抱えると、「自分だけ遅れている」と思い込みやすくなります。

教官や同期に相談すると、具体的な練習方法や覚え方が見つかることがあります。

不安を隠すより、早めに言葉にする方が立て直しやすくなります。

■まとめ|比べるより昨日の自分を一つ超える

結論:消防学校初任科では、周囲と比べて不安で止まらず、昨日の自分より一つだけ改善する行動を積み重ねることが大切です。

元消防職員として見ると、最初から目立つ学生より、不安を抱えながらも毎日一つずつ修正できる学生の方が、配属後も粘り強く伸びます。

出典:消防庁「令和6年版 消防白書|消防学校における教育訓練」

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