(元消防職員・防災士)
停電は「真っ暗で何もできない状態」が一番危険です。
最初の10分でやるべき行動を知っておけば、被害と不安は大幅に減ります。
■ 1. まずは“安全確保”
真っ暗での転倒・落下物が最も危険。
◎ 足元を確認
◎ 子ども・高齢者の安全確認
◎ 外出中の家族にも連絡
スマホのライトで最低限の視界を確保。
■ 2. 家中のブレーカーを「落とす」
復旧時の火災(二次災害)防止のために必須です。
◎ 漏電ブレーカー
◎ 配線ブレーカー
特に地震後の停電は「通電火災」が多発します。
■ 3. ランタンを出す(スマホは使い続けない)
スマホの電池は生命線。ライト用途で消耗させない。
◎ LEDランタン
◎ ヘッドライト
◎ 懐中電灯
部屋の中央に吊るすと光がよく広がります。
■ 4. 情報収集を“最低限の回数で”
停電は情報に踊らされると無駄にスマホが減る。
◎ 市の防災アプリ
◎ NHKニュース
◎ 防災ラジオ
チェックは“10〜20分に1回”で十分。
■ 5. 冷蔵庫は絶対に開けない
停電が長引くほど食材が傷む。
冷気を逃がさないことが最重要。
◎ 開けるのは最小限
◎ 上段に氷を置くと延命できる
冷凍庫は中身が多いほど長持ちします。
■ 6. ガス・水の状態を確認
停電しても「ガス・水」が止まるとは限らない。
◎ 水が出るなら早めに確保
◎ ガスが使えるなら炊飯・調理は今のうちに
停電長期化に備える“初動の差”がここで出ます。
■ 7. まとめ
✔ ブレーカーを落として安全確保
✔ ランタンで明かりを確保
✔ スマホは節電モードへ
✔ 冷蔵庫は開けない
✔ 水とガスの状態チェック
停電は“最初の10分”で状況が大きく変わります。
正しい初動で、深刻な被害を防ぎましょう。

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