(元消防職員・防災士)
断水は気づいた瞬間が勝負です。
30分以内に動けば、生活へのダメージを最小限にできます。
■ 1. 家中の蛇口で“本当に断水か”を確認
キッチンだけ、水回りだけ…部分的なトラブルがあるため、
◎ トイレ
◎ 風呂
◎ 洗面所
◎ 外の水道
全部チェックします。
■ 2. 水がまだ出る蛇口があれば“今すぐ確保”
断水は最初の数分だけ水が出ることが多い。
◎ 大きな鍋・ペットボトル
◎ バケツ
◎ ポリタンク
とにかく“生活用水”を集めます。
特にトイレの流し用は多めに。
■ 3. トイレのタンクを満水にしておく
トイレは水があれば流せます。
タンクに水が溜まっていれば、1回分の安心材料に。
■ 4. 給湯器・洗濯機を使わない
途中で断水した場合、トラブルの原因になります。
◎ 給湯器は故障の危険
◎ 洗濯機は中断すると洗濯物が水浸し
断水時は触らないのが正解。
■ 5. トイレは“携帯トイレ”をセット
断水が長引くほどトイレ問題は深刻に。
◎ 便座にかぶせる
◎ 排泄物は凝固剤で固める
◎ 防臭袋に入れる
マンションは下水が逆流する可能性もあるため「流さない方が安全」です。
■ 6. 給水車の情報を確認
市役所、防災アプリ、X(旧Twitter)で最新情報をチェック。
◎ 給水場所
◎ 持ち物(容器・身分証)
◎ 時間
必要な人は早めに向かってください。
■ 7. お風呂の残り湯は“貴重な生活用水”
トイレ・洗濯・掃除など万能な生活用水。
絶対に流さないでください。
■ 8. まとめ
✔ 家中の蛇口で断水確認
✔ 出ているうちに水を大量確保
✔ トイレタンク満水
✔ 給湯器・洗濯機は停止
✔ 携帯トイレを準備
✔ 給水情報をチェック
断水は“準備が遅れるほど苦しむ”災害です。
最初の30分こそ最大のチャンス。確実に動きましょう。

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