【防災士が解説】11月は“布団のダニ・カビ対策”が必要な月冬こそ室内の衛生を整えることで災害時の健康を守る

意外ですが、11月は 布団・マットレスの衛生トラブルが増える月 です。

「寒くて湿気が少ないのに、なぜ?」
と思われがちですが、冬が始まるこの時期に
ダニ・カビ対策をしておかないと、健康リスクが一気に高まります。

ここでは、11月に絶対知っておくべき
寝具の防災型メンテナンスを解説します。


■ ① 冬は“布団の湿気”が想像以上に多い

人は寝ている間にコップ1杯分の汗をかきます。

11月〜冬になると…

  • 室温低下で汗が蒸発しない
  • マットレス内部がしっとり湿る
  • 翌朝も湿気がこもったまま

結果として、
ダニ・カビの温床 になりやすいのです。


■ ② ダニ・カビは“災害時の呼吸トラブル”を悪化させる

災害が冬に発生すると、避難所・車中泊では
通常よりもホコリ・ダニが舞いやすい環境になります。

ダニが多い寝具を持ち込むと…

  • 喘息悪化
  • 咳が止まらない
  • アレルギー症状
  • 免疫低下

特に子どもや高齢者は影響を受けやすい。


■ ③ 11月に必ずやるべき寝具ケア

● ① 天日干し

布団の表裏をしっかり乾燥させる。

● ② 掃除機をかける

表面のダニ・ホコリを除去。
ダニは“吸引”が最も効果的。

● ③ 布団乾燥機でしっかり加熱

高温でダニ退治ができて冬に最適。

● ④ マットレスを立てかけて通気

湿気を逃してカビ予防。


■ ④ 冬の災害では“寝具の衛生状態”が生死を分ける

冬に避難所生活になると…

  • 毛布で肌荒れ
  • 乾燥+ホコリで咳が止まらない
  • 布団が湿って体温が奪われる

衛生状態が悪い寝具ほど、
避難先で体調不良になりやすい。

特に11月は、防災袋や車中泊セットに
“清潔な毛布”を追加しておくと安心。


■ ⑤ 今日からできる簡単メンテナンス

  • 布団を外に干す(天気の良い日)
  • マットレスを立てかける
  • 乾燥機を使って高温処理
  • 寝室を5分換気
  • 掃除機を週1回

どれも簡単で効果が高い習慣です。


■ まとめ

11月は、寝具のダニ・カビ対策が最も必要な時期。

特に押さえるべきは…

  • 冬は布団内部の湿気が溜まりやすい
  • ダニ・カビは災害時の体調悪化を招く
  • 天日干し・掃除機・布団乾燥機が最強のケア
  • 清潔な寝具は“冬の防災アイテム”

寝具のメンテナンスは、
冬の健康と防災力を守るための大切な準備です。

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