【防災士が解説】ハロウィン×防災混雑・仮装・夜間イベントで起きやすい“危険”と安全対策

ハロウィンは楽しいイベントですが、
混雑・仮装・夜の外出が重なることで 事故リスクが一気に上がる日 でもあります。

特に近年は街の集まりやコスプレイベント、子どものお菓子巡りなど、
“人が動く場面”が多く、トラブルが起きやすいのが特徴です。

防災士の視点から、
「ハロウィン×防災」で知っておきたい安全ポイントをまとめます。


■ 1. ハロウィンで特に起きやすいトラブル

● ① 混雑による将棋倒し・密集事故

夜の繁華街やイベント会場では、
押されて転倒 → 多重事故につながることがあります。

【対策】

  • 狭い路地・階段・傾斜地は避ける
  • 子どもは必ず手をつなぐ
  • 行列は早めに離脱する判断を

● ② 暗さによる“交通事故”

仮装で視界が悪くなる、夜間で見えにくくなるなど、
歩行者事故が増える傾向に。

【対策】

  • 反射材を衣装に付ける
  • 黒い衣装の場合は特にライト必須
  • スマホライトだけに頼らない

● ③ 仮装の形状による“転倒・火傷”

長いマント・裾の長い衣装・視界を遮るマスクは危険。
また、ハロウィンではキャンドル使用も多く、
衣装に引火する事故も過去にあり。

【対策】

  • 裾の短い衣装
  • マスクは視界を確保
  • キャンドルはLEDタイプを使用

● ④ お菓子交換のアレルギー事故

子ども同士のお菓子交換で、
アレルギーの食品が混ざる事例が増えています。

【対策】

  • “原材料表示のあるもの”を選ぶ
  • 乳・卵などの主要アレルゲンは特に注意
  • 交換前に大人がチェック

■ 2. “子どものハロウィン”で気をつけたい安全対策

● ① 夜道は大人が同行

子どもだけの“トリック・オア・トリート”は危険。
必ず保護者が付き添う。


● ② コスプレは動きやすさを最優先

  • 靴はスニーカー
  • マント・武器アイテムは短め
  • 視界を遮る被り物は避ける

● ③ 防犯面にも注意

ハロウィンは不審者が紛れやすい日。
夜の住宅街は特に注意。

【対策】

  • 防犯ブザー
  • 子どもと“行動ルート”の共有
  • LINEで位置共有も効果的

■ 3. ハロウィン当日の“災害対策”

● ① 豪雨や突風はイベント中止レベル

ハロウィンは秋の台風・秋雨前線の時期にも重なるため、
突然の荒天に要注意。

【対策】

  • 雨雲レーダー確認
  • 強風注意報→外の仮装イベントは中止判断
  • 避難場所も把握しておく

● ② 帰宅困難に備える

電車が混雑、終電が遅れる・止まるなどのケースもあり。
人が集まる日は“移動トラブルが起きやすい”。

【対策】

  • 早めに帰る
  • 事前に代替ルートを調べる
  • 飲みすぎ注意(転倒・事故の元)

■ 4. まとめ

ハロウィンは楽しいイベントですが、
混雑・夜間・仮装が重なることで“事故のリスクが高まる日”です。

  • 混雑エリアの将棋倒しリスク
  • 視界不良・暗さによる交通事故
  • 仮装が原因の転倒・火傷
  • 子どものアレルギー事故
  • 突風・豪雨などの気象トラブル

安心して楽しむためには、
「楽しさ」と「安全」をセットで考えることが防災の第一歩。

大人も子どもも安全にハロウィンを楽しめるよう、
今年は“防災目線のハロウィン”をぜひ取り入れてください。

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