消防士の勤務は特殊ですが、
「お風呂ってどうしてるの?」「汗だくのあと大変そう」
という質問をよくいただきます。
ここでは、消防士のお風呂事情について、わかりやすくまとめます。
■ ① 消防署には“浴室がある”のが基本
消防署には 浴室(シャワー含む) が設置されているのが一般的。
● 理由
- 火災や訓練で汗だくになる
- 灰やすすで体が汚れる
- 衛生管理としても必要
特に夏場の訓練は過酷なので「シャワー命」です。
■ ② 火災現場のあと → 必ずシャワー
火災後の身体は 煙・すす・汗まみれ。
そのため署に帰ったら ほぼ必ずシャワー。
● 火災後の身体は…
- 服の下まで汗でびっしょり
- 髪にもすすが付着
- 防火服の内側はサウナ状態
- ニオイも残りやすい
命を守る作業のあとは、生活のリセットも大事です。
■ ③ 救急隊は“出動の隙間でシャワー”
救急隊は1日に10〜15件出ることもあります。
● シャワー事情
- 合間を見て素早く浴びる
- 途中で出動が入ることもある
- シャワー中断→即出動は日常
慌ただしい勤務なので、ゆっくり入れる日は少ないです。
■ ④ 夜勤中でも入浴OK
消防は 24時間勤務 が中心。
● 夜でも入っていいの?
- 基本は自由
- ただし“緊急出動が最優先”
- 入浴中断は当たり前
- 深夜は順番や周囲への配慮が必要
“活動できる状態でいる”のが大前提です。
■ ⑤ 訓練後はみんなシャワーへ直行
夏の訓練は特に過酷。
● 訓練後の流れ
- 器具の片付け
- 装備チェック
- 報告
- シャワー
汗だくのまま待つと体力が奪われるので、
若手は動きのなかでも“効率よく片付け→シャワー”が上達ポイント。
■ ⑥ 入浴時間は短い
消防はいつ出動があるかわからないため…
- 5〜10分で済ませる人が多い
- 長湯をする文化はない
- とにかく“素早くさっぱり”が基本
現場で動くために体調管理も欠かせません。
■ ⑦ まとめ:消防士のお風呂は“とにかくスピーディー”
消防署の浴室は、
- 火災現場の粉じん除去
- 汗と疲労のリセット
- 衛生管理
- 次の出動へ備えるため
こうした理由で 必要不可欠。

コメント