冬は「寒いから窓を開けたくない季節」。
しかし、冬こそ 換気が必要な“危険な季節” です。
結露・カビ・感染症・一酸化炭素中毒など、
換気不足が原因のトラブルは毎年数多く発生します。
今回は、今日からできる“冬の安全な換気方法”をまとめます。
■ ① 冬の部屋は“汚れやすく危険になりやすい”
冬は窓を閉め切る時間が長くなるため、室内に…
- 二酸化炭素
- ほこり・ダニ
- 湿気(結露でカビ発生)
- ウイルス
が溜まりやすくなります。
特に“暖房+加湿器”を使っている部屋は、
空気が淀み、カビ・ハウスダストが一気に増加。
■ ② 一酸化炭素中毒の危険
冬に最も注意が必要なのが 一酸化炭素(CO)中毒。
発生源は…
- 石油ストーブ
- ファンヒーター
- ガス暖房器具
- こたつ(古いタイプ)
不完全燃焼が起きると、無色・無臭のCOが発生し、
気付かないうちに死亡事故につながる危険があります。
暖房器具+換気は絶対セット と覚えておくこと。
■ ③ 換気で“結露・カビ”が激減する
冬に最も多い住まいトラブルは“結露”。
窓に水滴が付くのは、湿気がこもったサイン。
結露放置 → カビ増殖 → 健康被害(アレルギー・喘息)
窓を1〜2分開けるだけでも結露は大幅に軽減します。
■ ④ 正しい換気のやり方(寒さを最小限に)
● ① 窓は「2ヶ所」を短時間開ける
部屋に風の通り道ができ、空気が一気に入れ替わる。
● ② 1日2〜3回、1〜3分で十分
“短い換気を複数回”が冬のコツ。
● ③ 入浴後・調理後・洗濯物を干した後は必須
湿気はカビの燃料。溜め込まないのが鉄則。
● ④ 換気扇はつけっぱなしでOK
電気代は1日数円。健康の方が大事。
■ ⑤ 24時間換気は“切らない”こと
近年の住宅は24時間換気が義務化されています。
メンテ不足・停止 → 室内空気の質悪化 → 健康被害
ホコリが詰まっていないか、半年に一度はチェック。
■ ⑥ 冬の避難所でも“換気”が最重要
避難所は密になりやすく、冬は暖房使用で空気が淀れがち。
- ウイルス対策
- CO2濃度の上昇防止
- 体調不良防止
換気は命を守る行動の一つ。
■ ⑦ まとめ
冬の換気は“健康と命を守る習慣”。
寒いからこそ、短時間で効率よく空気を入れ替えることが大切です。
- 結露防止
- 風邪やウイルス対策
- 一酸化炭素中毒防止
- カビ・ハウスダスト対策
冬の“1〜3分の換気”が、家族を守ります。

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