防災

【元消防職員・防災士が解説】防災×プライマリーバランス|国家財政と“災害対応力”の知られざる関係

近年、ニュースでも耳にする「プライマリーバランス(PB)黒字化」。国の収支を改善しようという政策だが、実はこの議論は“防災”と深く関わっている。国家財政が苦しくなるほど、防災・減災投資は削られ、公助の限界が早く来る。ここでは、PBと防災がど...
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【元消防職員・防災士が解説】“借金大国ニッポン”で家庭が取るべき防災戦略③|避難所は「最後の手段」になる時代へ

日本は「災害大国」であるだけでなく、「借金大国」でもある。その両方が重なるこれからの時代、避難所はこれまで以上に“厳しい環境”になる可能性が高い。つまり今後は、「避難所に行く」ではなく「避難所に行かずに済む準備」が中心になる。今回は、財政悪...
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【防災士が解説】防災×個別避難計画×マッチングビジネス⑥|“当日支援の質”を最大化する仕組み

巨大地震や大規模水害では、「避難支援が必要な人」が確実に増える。その一方で、自治体や地域の人的リソースは不足し、個別避難計画が“絵に描いた餅”になっているケースも多い。そこで鍵になるのが、個別避難計画を“実働できる形”に変えるマッチングビジ...
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【元消防職員・防災士が解説】東京で“地下空間にいるとき”の地震対策|駅・商業施設・地下街で命を守る行動ポイント

東京の地下空間は、日常では便利だが、災害時は全く違う顔を見せる。地震・停電・火災・浸水が重なると、一気に危険度が上がる。ここでは、地下鉄駅・地下街・地下駐車場などにいるときの“最適行動”をまとめる。■① 揺れを感じたら「天井・看板・ガラス」...
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【元消防職員・防災士が解説】重要文化財は“火災に弱い”——歴史を失わないために必要な防災ポイント

日本の重要文化財にとって、最も深刻な脅威の一つが「火災」。木造建築が多い日本では、一度燃えれば数百年の歴史が数十分で失われてしまう。ここでは、重要文化財を火災から守るための視点と、現場で使われている最新の防災対策をまとめる。■重要文化財は“...
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【元消防職員・防災士が解説】地震でエレベーターが“自動停止”した時に絶対やるべき行動

大地震が発生すると、多くのエレベーターは揺れを感知して自動停止(閉じ込め防止の安全装置)が作動する。これは命を守るための仕組みだが、正しい行動を知らないと二次災害につながる。■エレベーターは地震で“止まるのが正常”大地震時は全国で数万台規模...
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【元消防職員・防災士が解説】キャンピングカー避難で“絶対に押さえておくべき危険ポイント”|災害時に安全に使うための実践ガイド

キャンピングカーは防災に強い一方、使い方を誤ると大きな事故や健康被害につながる。ここでは、災害時にキャンピングカーを安全に使うための注意点をまとめる。■① 車中泊避難は“エコノミークラス症候群”に注意災害時の車中泊では、深刻な健康リスクが生...
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【防災士が解説】使用済み消火器の正しい処分方法|絶対にやってはいけない捨て方と安全な手順

家庭や職場で使い終わった 使用済み消火器──そのままゴミに出せる?自治体が回収する?穴を開けて捨てる?結論から言うと、消火器を家庭のゴミとして捨てることは絶対にできません。誤った処分は爆発事故・ケガ・法律違反につながります。この記事では、防...
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【防災士が解説】防災×在宅避難時のトイレ⑤|“地域の被害状況”を読む力がトイレ運用を左右する

在宅避難のトイレ問題は、家の中だけ見ていても解決しない。下水道・マンホール・道路・自治体の状況など、“地域全体の被害”を把握して初めて、正しい判断ができる。ここでは、地域被害の読み解き方から考える“トイレ防災の高度編”を解説する。■① 水道...
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【防災士が解説】防災×在宅避難時のトイレ④|“トイレを止めない工夫”が生活の安定をつくる

在宅避難が続くと、トイレ問題は「袋があるかどうか」ではなく、“どうすれば毎日ストレスなく使い続けられるか”という段階に入る。快適さ・衛生・精神安定の3つを守る工夫が、生活の質そのものになる。ここでは、長期在宅避難で役立つ“細かい実践テクニッ...