災害時、ロープは 命を守る最強の道具 です。
・荷物の固定
・逃げ口の確保
・高所の安全確保
・救助時の補助
・テント・ブルーシート張り
・倒木の処理
・避難経路の確保
ロープワークを「5つだけ」覚えておくと、
防災力は大幅に上がります。
今回は、防災士として
最低限これだけ覚えておけば100点 の
“5大ロープワーク” を分かりやすく紹介します。
■ ① もやい結び(命を守る最重要)
ロープワークの王様。
固定された輪が作れる結び方 で、救助・避難で必須。
● 使う場面
・人を引き上げる
・自分の体を固定する
・荷物を吊るす
・ボート救助
・腰にロープを結んで脱出
● 特徴
・力がかかっても緩まない
・解きやすい
・“命綱”として世界中で使われる
■ ② 巻き結び(素早く固定する)
柱や手すりにロープを
“超スピードで固定” できる結び方。
● 使う場面
・ブルーシートを張る
・テント固定
・避難所での仕切り作り
・風で飛ばされやすい物を括る
● 特徴
・一瞬で結べる
・強風時でも安定
・結び替えが簡単
■ ③ ふた結び(確実に締まり、ほどけにくい)
ロープの端(先端)に作る
最もシンプルで強い結び方。
● 使う場面
・荷物をしばる
・ロープの先端止め
・応急的な固定
・複雑な結びの補強
● 特徴
・ズレにくい
・力に強い
・基本の中の基本
■ ④ トラッカーズヒッチ(強力に締め上げられる)
ロープをギューッと強く張る時の必殺技。
● 使う場面
・ブルーシートを“強く固定”したい
・荷物をきつく縛る
・車に荷物を積む
・風対策で固定力を上げたい
● 特徴
・テコの力で強く締められる
・軽い力でピンと張れる
・災害時の風対策に最強
■ ⑤ 引き解け結び(ほどくのが一瞬)
“すぐ解きたいけど、しっかり固定したい”
そんなときの万能結び。
● 使う場面
・避難所の仕切り
・すぐ外す必要がある荷物
・調整が多い場面
● 特徴
・一瞬で解ける
・急いでいるときに便利
・片手で扱える
■ ⑥ 防災で“ロープを常備すべき理由”
● ① 救助の補助になる
落下事故や倒壊家屋で命綱として使える。
● ② 風災(台風)でブルーシート固定に必須
釘だけより、ロープで張った方が圧倒的に強い。
● ③ 荷物の運搬が楽になる
避難時に袋が破れないよう固定できる。
● ④ 避難所で“プライベート空間”作りに使える
ロープ+布で仕切りを作れる。
● ⑤ 車に常備しておけば応急救助にも役立つ
■ ⑦ 初心者が買うべきロープ(防災用の正解)
● 種類
ポリエステルロープ(伸びにくく強い)
● 長さ
10m × 2本
20m × 1本
があれば十分。
● 太さ
6〜8mmが扱いやすい。
● 収納
100円ショップのロープホルダーでOK。
■ ⑧ 練習のコツ
● ① 1日5分、同じ結びを3回
身体で覚えるのが一番早い。
● ② 実際の柱や手すりで練習
机の上だけだと本番で使えない。
● ③ 家族全員で1つだけ覚えるなら「もやい結び」
命を守る結び方です。
■ まとめ|ロープワークは“災害の実技スキル”。5つ覚えれば防災力が劇的に上がる
防災に必要なロープワークは
難しい技術ではありません。
覚えるのはたった5つ:
・もやい結び
・巻き結び
・ふた結び
・トラッカーズヒッチ
・引き解け結び
この5つを覚えれば、
・救助
・避難
・固定
・運搬
・風対策
すべてに対応できます。
防災グッズより“ロープの使い方”が大事な場面は多い。
ぜひ今日から身につけておきましょう。

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