体育館は“赤ちゃんにとって過酷な環境”です
避難所は命を守る場所ですが、
赤ちゃんにとっては快適とは言えません。
✅ 寝る場所が硬くて寒い
✅ 周りがうるさくて眠れない
✅ おむつ替えのスペースがない
✅ 授乳がしづらい
✅ 衛生面の不安
✅ 泣き声で気を使う
大人より、赤ちゃん・ママのストレスが大きくなりやすいのが現実です。
防災士として、避難所で“赤ちゃんを守るための現実的な対策”をまとめます。
① 赤ちゃん専用スペースを作る
避難所は床が硬く、冷えます。
✔ バスタオル
✔ 銀マット
✔ 毛布
✔ ベビーカー
これだけで、
✅ 冷気対策
✅ 衝撃吸収
✅ 寝やすさ
が大きく変わります。
バスタオルは「敷く・包む・掛ける」万能アイテムです。
② 授乳やミルクは“隅のスペース”で
避難所は人の目が多く、ママがストレスを感じやすい場所です。
✔ 授乳ケープ
✔ バスタオルで仕切る
✔ ときには車内へ移動
✔ 可能なら、女性や子育ての担当者へ相談
赤ちゃんとママの安心が最優先です。
③ 液体ミルクが最強の安心材料
避難所では
❌ お湯が手に入らない
❌ 哺乳瓶を洗えない
❌ 衛生が保ちにくい
液体ミルクなら、
✅ お湯不要
✅ 哺乳瓶不要タイプもある
✅ 開ければすぐ飲める
震災経験者の多くが
**「液体ミルクに救われた」**と言います。
④ おむつ替えはビニール袋+敷物で
避難所にはおむつ交換台がありません。
✔ レジャーシート
✔ バスタオル
✔ ビニール袋(ニオイ対策)
✔ 使い捨て手袋
✔ おしりふき
ゴミはビニールで密閉すると、周囲の迷惑にもなりません。
⑤ 赤ちゃんは“音”が苦手。耳を守る工夫を
避難所は
・話し声
・子どもの声
・物音
・放送、車の音
など、とにかく騒がしいです。
✔ 帽子で耳をおおう
✔ タオルで包む
✔ ベビーカーで覆いを作る
音を遮るだけで、眠りやすくなり泣き止むことが多いです。
⑥ 夜は寒い。体温調整が命を守る
体育館は冷えます。
✔ 靴下
✔ スリーパー
✔ 毛布
✔ 帽子(体温を守る)
赤ちゃんは体温調整が苦手なので、
「寝かせる場所を暖かく」することがとても大事です。
⑦ 泣き声で気を使いすぎない
避難所でよくある悩みは
「泣き声で周りに迷惑かもしれない…」
ですが、赤ちゃんが泣くのは当たり前です。
周りの大人が守るべき存在です。
もし気になる時は👇
✔ できれば端の場所へ移動
✔ 車が安全なら車内で短時間
✔ 子育て支援の担当者へ相談
一番大切なのは、ママの心の安心。
ストレスで母乳が止まる例もあります。
⑧ 避難所が厳しい時は別の避難も選択肢
✔ 親戚の家
✔ 子育て支援センター
✔ ホテル避難
✔ 車中泊避難
避難所が“赤ちゃんに合わない”ことは珍しくありません。
避難は
✅ 命を守る場所
✅ 心と体を休める場所
遠慮せず、安心できる選択肢を選んでください。
まとめ
避難所で赤ちゃんを守るポイントは
✅ 寝る場所を作る
✅ 音・寒さから守る
✅ ミルクとおむつを確保
✅ 授乳スペースを確保
✅ 無理せず、別の避難方法も使う
赤ちゃんが泣くのは普通。
迷惑ではありません。
赤ちゃんとママの安心を、最優先で守ってください。
「月齢別の持ち物を知りたい」
「車中泊と避難所、どっちがいい?」
などあれば、気軽にコメントください。
明日も、防災士として優しい防災を発信します。

コメント