【防災士が解説】スマホの「緊急速報(エリアメール)」が鳴った時の初動対応5つ

あの独特の警報音は“命を守る最後のチャンス”

スマホの緊急速報(地震・津波・豪雨・弾道ミサイルなど)は、
「危険が差し迫った時だけ」 強制的に鳴らされます。
元消防職員・防災士として、現場で実際に役立った
“緊急速報が鳴った瞬間の初動行動” をまとめます。


■ 1. 【まず“理由を見ずに姿勢を低く”】通知確認はあとでOK

緊急速報が鳴った瞬間に最も危険なのは…

通知を見ようとして動くこと。

地震なら転倒
豪雨なら外出行動
津波なら遅れ

が命に直結するため、まずは:

  • 低い姿勢
  • 頭を守る
  • 家具・窓から離れる

内容を見るのは“安全を確保した後”。


■ 2. 【揺れを感じたら即「自分の安全」】避難より先にやる

緊急速報の多くは 地震(緊急地震速報)

  • 揺れが来るまで数秒〜十数秒
  • 動かず低い姿勢
  • 家具転倒の危険がある場所から離れる

揺れの最中に移動するとケガの確率が跳ね上がります。


■ 3. 【地震以外の速報は“行動が逆”】災害種類で動きが変わる

速報の種類によって行動が真逆になることがあります。

津波警報
→ 高台へ即避難
→ 海を見に行かない

大雨・洪水・土砂災害警報
→ 外に出ない・斜面に近づかない
→ 浸水想定区域は避難準備

弾道ミサイル情報
→ 窓から離れる
→ 頑丈な建物・地下へ

まずは「何の速報なのか」を冷静に確認。


■ 4. 【屋外の場合の行動が“特に重要”】

外で緊急速報が鳴った場合は危険が倍増。

  • 建物のガラス・看板から離れる
  • 川・海・斜面に近づかない
  • 車内なら安全な場所に停止
  • 人混みでは転倒しないよう広い場所へ

外は“落下物・飛来物・転倒”リスクが大きい。


■ 5. 【速報後は“公式情報”で必ず確認】デマやSNSは危険

緊急速報は「最初の一報」。
その後の危険度は変化します。

確認すべき公式情報:

  • 気象庁
  • まもるくん
  • NHK防災
  • キキクル
  • 自治体の防災メール

SNSは誤情報が非常に多いため、初動では見ない。


■ 【まとめ】

緊急速報は“命を守る最終警告”として鳴ります。

  1. 速報が鳴ったらまず姿勢を低く
  2. 揺れが来る場合は動かない
  3. 速報種類によって初動が変わる
  4. 外では落下物・転倒に注意
  5. 速報後は公式情報で危険度を確認

この初動を守れば、緊急速報を最大限活かして身を守れます。


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