あの独特の警報音は“命を守る最後のチャンス”
スマホの緊急速報(地震・津波・豪雨・弾道ミサイルなど)は、
「危険が差し迫った時だけ」 強制的に鳴らされます。
元消防職員・防災士として、現場で実際に役立った
“緊急速報が鳴った瞬間の初動行動” をまとめます。
■ 1. 【まず“理由を見ずに姿勢を低く”】通知確認はあとでOK
緊急速報が鳴った瞬間に最も危険なのは…
通知を見ようとして動くこと。
地震なら転倒
豪雨なら外出行動
津波なら遅れ
が命に直結するため、まずは:
- 低い姿勢
- 頭を守る
- 家具・窓から離れる
内容を見るのは“安全を確保した後”。
■ 2. 【揺れを感じたら即「自分の安全」】避難より先にやる
緊急速報の多くは 地震(緊急地震速報)。
- 揺れが来るまで数秒〜十数秒
- 動かず低い姿勢
- 家具転倒の危険がある場所から離れる
揺れの最中に移動するとケガの確率が跳ね上がります。
■ 3. 【地震以外の速報は“行動が逆”】災害種類で動きが変わる
速報の種類によって行動が真逆になることがあります。
● 津波警報
→ 高台へ即避難
→ 海を見に行かない
● 大雨・洪水・土砂災害警報
→ 外に出ない・斜面に近づかない
→ 浸水想定区域は避難準備
● 弾道ミサイル情報
→ 窓から離れる
→ 頑丈な建物・地下へ
まずは「何の速報なのか」を冷静に確認。
■ 4. 【屋外の場合の行動が“特に重要”】
外で緊急速報が鳴った場合は危険が倍増。
- 建物のガラス・看板から離れる
- 川・海・斜面に近づかない
- 車内なら安全な場所に停止
- 人混みでは転倒しないよう広い場所へ
外は“落下物・飛来物・転倒”リスクが大きい。
■ 5. 【速報後は“公式情報”で必ず確認】デマやSNSは危険
緊急速報は「最初の一報」。
その後の危険度は変化します。
確認すべき公式情報:
- 気象庁
- まもるくん
- NHK防災
- キキクル
- 自治体の防災メール
SNSは誤情報が非常に多いため、初動では見ない。
■ 【まとめ】
緊急速報は“命を守る最終警告”として鳴ります。
- 速報が鳴ったらまず姿勢を低く
- 揺れが来る場合は動かない
- 速報種類によって初動が変わる
- 外では落下物・転倒に注意
- 速報後は公式情報で危険度を確認
この初動を守れば、緊急速報を最大限活かして身を守れます。

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