レスキュー(救助隊)に憧れる人は多いですが、
救助隊は消防の中でもトップクラスに専門性の高い部署。
向き・不向きがはっきり出る世界です。
ここでは、元消防職員の視点で
“救助隊に本当に向いている人の特徴”をまとめます。
■ ① とにかく“動ける人”
救助隊は体力勝負。
重たい資器材を担ぎ、ロープを張り、倒壊家屋を進み、
水難・山岳・事故処理まで幅広い。
● 持久力
● 瞬発力
● 筋力
● 柔軟性
このバランスが良い人ほど強い。
■ ② 高所・暗所・狭所が苦手じゃない
救助の現場は“普通の人が行きたがらない場所”。
・真っ暗な地下
・真冬の河川
・高所作業
・車両に挟まれた空間
・倒壊家屋のすき間
怖がらないというより、
恐怖心をコントロールできることが重要。
■ ③ 判断が早い
救助は迷う時間が命を奪う。
・どこを固定するか
・どの順番で資器材を使うか
・どの方向から救出するか
・リスクをどこまで許容するか
救助隊員は一瞬で判断する必要がある。
■ ④ “仲間を守りながら動ける人”
救助隊は命がけの共同作業。
自分の判断ひとつで仲間の安全が左右される。
● 相手の動きを読む
● 声かけを怠らない
● 無茶をさせない
● チームを壊さない
仲間意識が強い人は救助隊に向いている。
■ ⑤ 手先が器用
救助隊は工具を扱う回数が圧倒的に多い。
・油圧カッター
・スプレッダー
・ドリル
・チェーンソー
・ジャッキ
・ロープワーク
・結索作業
“丁寧で確実な作業”が救助力を決める。
■ ⑥ プレッシャーに強い
救助隊は
「自分が行かなければ誰も助けられない」
という場面が多い。
そのプレッシャーを受け止め、
冷静に動ける人は救助向き。
■ ⑦ 野外活動が好き
救助隊の多くは外での活動。
● 山
● 海
● 川
● 寒さ
● 暑さ
● 雨風
自然環境の中で動くのが苦にならない人は強い。
■ ⑧ 勉強と訓練を続けられる
救助隊は“スキル職”。
技術はサボればすぐ落ちる。
・ロープワーク
・機器操作
・救出方法
・安全管理
・新しい救助技術
地道な訓練を積み上げられる人が伸びる。
■ ⑨ 正義感がある
「困っている人を助けたい」
「危険な場所でも自分が行く」
そういう強い想いが、救助隊の背骨になる。
■ まとめ
救助隊に向いている人の特徴は…
● 体力がある
● 高所・狭所・暗所が苦手じゃない
● 判断が早い
● チームを大切にできる
● 手先が器用
● プレッシャーに強い
● 野外活動が好き
● 訓練し続けられる
● 正義感がある
このうち1つでも強く当てはまれば
「救助隊=天職」になる可能性があります。
救助隊は日本の災害対応の要。
その一員になることは、大きな誇りです。

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