【防災士が解説】救急救命士が向いている人とは?── 性格・適性・働き方のリアルをまとめて解説

救急救命士に興味がある人からよく聞かれる質問。
「どんな人が救急救命士に向いていますか?」

答えはシンプル。
“人の命に向き合う覚悟と行動力がある人”です。

ここでは、元消防職員として実感した
“救急救命士に本当に向いている人の特徴”を紹介します。


■ ① 緊張感のある現場でも落ち着いて動ける

救急の現場はいつも突然で予測不能。
心停止・交通事故・呼吸困難・脳卒中など、
緊急度が高い出動が続く。

そんな中でも
● 深呼吸できる
● 周囲を見て判断できる
● 焦らず手順を守れる
こうした落ち着きは最大の武器。


■ ② 人のために動ける“やさしさ”がある

救急救命士の仕事は、
人の痛みや不安に寄り添う力が必要。

・傷病者の不安に耳を傾ける
・家族の動揺を受け止める
・高齢者の生活背景を理解する

医療技術以上に大切なのは“思いやり”。


■ ③ 冷静と情熱のバランスがある

・状況判断は冷静
・命を助けたい想いは熱く
このバランスがないと、救急は心が持たない。

無関心でもダメ、感情的すぎてもダメ。
“ちょうどいい中間”が救急には必要。


■ ④ 責任感が強い

救急救命士は時に
「この人の命は自分が守る」
というプレッシャーがかかる。

大変だが、その責任感が
行動の正確さと判断力を磨いてくれる。


■ ⑤ 勉強が続けられる人

救急救命士は資格取得がゴールではない。

・ガイドライン改正
・新しい医療機器
・医療知識のアップデート

救急は“続けて学び続ける人”ほど強くなる。


■ ⑥ チームワークを大切にできる

救急はチーム医療

救急隊3名が
● 見て
● 判断して
● 分担して動く
これがまとまらないと質の高い救命はできない。

仲間を尊重できる人は強い。


■ ⑦ 体力とメンタルの両方に強い

救急隊員は
・夜勤あり
・食事が遅れる
・寝られない日もある
・心停止の連続もある

身体と心の両方が必要。

“生活リズムのコントロール”ができる人は特に向いている。


■ ⑧ 感謝される仕事がしたい人

救急救命士は、
時に厳しい現場もあるが、
住民から最も「ありがとう」を言われる職種

やりがいと誇りが大きい仕事。


■ まとめ

救急救命士に向いている人は…

● 落ち着き
● やさしさ
● 行動力
● 責任感
● 勉強を続けられる心
● チームワーク
● 体力とメンタル
● 感謝される仕事への価値観

どれか一つでも強く当てはまれば、
救急救命士はあなたの天職になり得ます。

「命を救う仕事」として、もっと誇りを持ってほしい。
それが救急救命士という仕事です。

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