毎年、春と秋に全国で行われる 「火災予防運動週間」。
消防庁・消防本部・自治体・消防団・企業・学校などが連携し、火災を防ぐための啓発が行われます。
私は 元消防職員・防災士・地方自治体の防災担当職員として、火災予防の広報・講習・住宅防火対策・避難訓練などに関わってきました。
火災は「防げる災害」です。
そして、火災予防運動週間は “火事を減らすための見直し期間” として活用できます。
✅そもそも、火災予防運動週間とは?
目的はシンプルです。
✅ 火災を起こさない
✅ 火事で命を失わない
✅ 火事で財産を失わない
特に、住宅火災で命を落とすニュースは毎年後を絶ちません。
火事は一度起きると 住まい・思い出・財産 を一瞬で奪います。
だからこそ、この期間に家庭でできる見直しがとても大切です。
✅今日できる対策3つ【5分でできる】
✅① 住宅用火災警報器を「押して点検」
火災で亡くなる方の多くは「煙に気づくのが遅れたこと」が原因です。
✔ 設置してあるだけで安心していませんか?
→ ボタンを押して「ピッ!」と鳴るか確認してください。
音が鳴らない・弱い場合は、電池切れの可能性があります。点検及び交換を行ってください。
✅② コンロ・ストーブ周りの“燃えやすい物”を片付ける
火災原因で最も多いのは「調理中の火災」。
✅ 布巾
✅ キッチンペーパー
✅ 調味料のボトル
✅ ビニール袋
✅ 洗ったプラ容器
これらが近くにあると、火が燃え移りやすく危険です。
コンロ周り50cm以内には、何も置かない
これだけでも火災リスクは大きく下がります。
✅③ 消火器の「使用期限」を確認
家庭用の消火器は、10年が交換目安です。
- いつ買ったか覚えていない
- サビている
- ラベルが読めない
- 水漏れや粉漏れがある
これらは 使用できない可能性があります。
火事になってから気づくのは遅すぎます。
古い加圧式の消火器は非常に危険ですので、しっかり点検することをおすすめします!
✅おすすめの防災グッズ(1つだけ紹介)
▶ 住宅用消火器・スプレータイプ
火を見つけた“初期消火”で大きな被害を防げます。
キッチンやリビングに置いておくだけで安心。
✅まとめ
火災予防運動週間は、ただのイベントではありません。
✅ 火災は防げる災害
✅ 5分の点検で命が守れる
✅ 家族の安全は家庭の見直しから
「また今度」ではなく、“今日の5分”が命を守ります。
✅質問・相談お待ちしています
あなたの家では、どれができそうですか?
- 火災警報器の点検
- コンロ周りの整理
- 消火器の確認
コメントで教えてください。
元消防職員・防災士として、できる限りお答えします。

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