地震で一番怖いのは、
「家具の転倒」でも、「停電」でもありません。
最も危険なのは、
“建物そのものが倒れること” です。
建物倒壊の下敷きになると、救助が間に合わず命に関わります。
だからこそ、災害対策で一番効果のあるのは、
✅ 家の耐震対策
今日は、家を守るために最低限知っておくべきポイントを、
防災士の立場から分かりやすく解説します。
✅ ① 1981年(昭和56年)以前の建物は要注意
日本の耐震基準は、1981年に大きく強化されました。
✔ 1981年以降 → 新耐震基準
✔ 1981年以前 → 旧耐震基準
つまり、
1981年以前に建てられた家は、倒壊リスクが高い可能性があります。
・実家
・賃貸
・祖父母の家
・空き家
これらに当てはまる人は、一度確認しておくと安心です。
✅ ② 自分でできる耐震チェックのポイント
素人でも見られるポイントがあります。
- 外壁や基礎にヒビがないか
- ドアや窓の開閉が重い・歪みがある
- 床が傾いていないか
- 屋根瓦がズレていないか
- 地盤がゆるくない場所か
問題があるからといって、すぐ危険とは限りませんが、
“兆候”がある家は耐震診断の候補です。
✅ ③ 市区町村が耐震診断を助成していることも
実は多くの自治体で、
- 耐震診断の補助
- 耐震改修費の助成
- 相談窓口
が用意されています。
知らない人が多いですが、
費用が半額〜無料になる制度もあります。
「うちの地域はどうかな?」と思ったら
市役所・役場の建築課・防災担当に問い合わせるだけでOK。
✅ ④ 家具固定も「耐震対策」の一部
建物が強くても、家具が倒れてきたら命を守れません。
- 冷蔵庫
- 食器棚
- テレビ
- 本棚
これらは 必ず固定 が基本です。
✔ L字金具
✔ 突っ張り棒
✔ 耐震マット
✔ ストッパー
数千円で命を守れます。
子どもや高齢者がいる家庭ほど優先してください。
✅ ⑤ 最後に大切なこと
家は「財産」ですが、
同時に「命を守るシェルター」です。
✅ 家が倒れない
✅ 家具が倒れない
✅ 避難の時間が稼げる
これだけで、助かる可能性は大きく上がります。
✅ まとめ
- 家の耐震は防災の中で一番効果が大きい
- 1981年以前の家は特にチェックがおすすめ
- 市役所で診断や補助制度がある
- 家具固定は今日からできる命の対策
あなたと家族の命を守るために、
今日の内容をぜひ周りの人にも教えてください。
「このテーマで知りたいことがあれば、遠慮なくコメントください!」
明日も分かりやすく更新します。

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