11月は紅葉シーズンで観光客が急増する時期。
しかし同時に、自然の中での“思わぬ事故”や“寒暖差トラブル”が多発します。
ここでは、11月ならではの観光時事ネタと防災ポイントをまとめます。
■ 1. 紅葉の名所で“転倒・滑落事故”が急増
11月は山道の落ち葉が増え、滑りやすくなる。
【よくある事故】
- 落ち葉で足元が見えず転倒
- 斜面で滑落
- 足場の悪い場所での捻挫
- スマホ撮影中の転落
【対策】
・スニーカーよりトレッキングシューズ
・両手を空ける(リュックがベスト)
・階段や岩場は“ながらスマホ”禁止
■ 2. 寒暖差の激しい“登山の低体温症”
11月は昼は暖かくても、夕方から急激に冷える。
- 気温が10℃以上下がることも
- 汗冷えで体温が奪われる
- 風が強い日は15分で低体温症に
【対策】
・フリース/薄手ダウンを必ず持参
・汗をかいたら休憩時に着替える
・ウインドブレーカー+ネックウォーマー
■ 3. 11月は“イノシシ・クマ”の接触リスクが上昇
11月は冬眠前に動物が活発。
- クマが人里に降りやすい
- イノシシの繁殖期で攻撃的
- 夕方の薄暗い時間帯に遭遇しやすい
【対策】
・登山道は複数人で歩く
・熊鈴、ホイッスルを携帯
・夕方は山に近づかない
■ 4. キャンプ場での“焚き火事故”増加
紅葉キャンプが人気の季節。
同時に、焚き火が原因の火傷や火災が増えます。
【よくある事故】
- 風で火の粉が飛ぶ
- 消しきれなかった炭が再燃
- テントに火の粉が付着
【対策】
・焚き火台と風防のセット使用
・就寝前に完全消火(白い灰のみになるまで)
・テントとの距離は最低3m
■ 5. 紅葉スポットは“帰りの渋滞”が大幅増(災害時にも影響)
11月は観光地の帰り道が大混雑。
渋滞は災害時の避難にも影響する。
【意外なリスク】
- 交通事故の二次災害
- 体調不良での停車トラブル
- ガソリン不足(冬場は特に危険)
【対策】
・ガソリンは前日までに満タン
・毛布や飲み物を車に常備
・渋滞中は換気を十分に
■ 6. 海辺は“強風+高波”で事故が増える季節
秋~冬は海が荒れやすい。
- 撮影中に波にさらわれる事故
- 海辺の強風で転倒
- 防波堤での釣りが危険化
【対策】
・風速10m超は海に近づかない
・波が高い日は防波堤に上がらない
・子ども連れは浜辺から離れる
■ 7. まとめ|11月の観光は“冬の危険の入口”
11月は美しい季節ですが、危険も多い。
- 滑りやすい山道
- 低体温症
- 動物との遭遇
- 焚き火事故
- 渋滞リスク
- 海辺の強風・高波
紅葉シーズンは、
「軽装で行く」「夕方までいる」 が事故の共通原因。
安全に楽しむためには、
ちょっとした装備と時間管理が大きなリスク回避になります。

コメント