【防災士が解説】通勤・通学の暑さ対策で一発アウトは「着いてから飲む」こと

猛暑日の通勤・通学では、目的地に着いてから水分補給をする人がいます。

しかし本当に危ないのは、駅までの徒歩、自転車、バス待ち、信号待ちの間に、すでに体へ熱がたまっていることです。

■①家を出る前に水分を取る

暑さ対策は、外に出てからでは遅い場合があります。

起床後、朝食時、出発前に少しずつ水分を取っておくことが大切です。

特に朝は、寝ている間に汗をかいているため、出発前の水分補給を忘れないようにします。

■②駅までの道で日陰を選ぶ

通勤・通学中は、最短ルートよりも日陰が多いルートを選ぶ方が安全な場合があります。

アスファルトの照り返し、信号待ち、バス停での待機時間は、想像以上に体力を奪います。

数分遠回りでも、日陰や屋内を通れる道を選ぶ判断が大切です。

■③冷却グッズは小さく持つ

冷却タオル、汗ふきタオル、帽子、日傘、携帯扇風機、保冷剤、塩分タブレットなどは、通勤・通学でも役立ちます。

ただし、荷物を増やしすぎると続きません。

毎日持てる小さな暑さ対策を決めておくことが現実的です。

■④被災地でも移動中の暑さは大きな負担だった

被災地派遣やLO活動では、避難所確認や関係機関との調整で、炎天下を移動する場面がありました。

そのとき、目的地に着いてから休むのでは遅く、移動中に水分・日陰・休憩を意識することが重要でした。

元消防職員・防災士として見ると、通勤・通学の暑さ対策は「到着後」ではなく「移動中」に行うものです。

■⑤無理な我慢をしない

めまい、頭痛、吐き気、異常なだるさ、汗のかき方の変化がある場合は、無理に先へ進まないことが大切です。

コンビニ、駅、商業施設、公共施設など、涼める場所へ一時的に入る判断も必要です。

遅刻を避けることより、体調を崩さないことを優先してください。

■まとめ|通勤・通学の暑さ対策は出発前から始める

結論:通勤・通学中の暑さ対策は、家を出る前の水分補給、日陰ルート、帽子・日傘・冷却グッズ、途中で休める場所の確認をセットで行うことが大切です。

猛暑日の移動で一番危ないのは、「着いてから飲めばいい」と考えて、移動中の熱の蓄積を軽く見ることです。

出典:環境省「熱中症予防情報サイト」

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