(元消防職員・防災士)
土砂災害は「前兆を見たのに逃げなかった」ことで被害が大きくなります。
前兆が出た瞬間に“5分以内に動く”ことが、生死を分けます。
■ 1. 土砂災害の前兆を見たら即避難
以下の1つでも当てはまれば、迷わず逃げてください。
◎ 山からパチパチ・ミシミシと音がする
◎ 斜面に亀裂が入る
◎ 地面やコンクリが盛り上がってくる
◎ 水が濁って流れてくる
◎ 小石が転がり始める
「大丈夫かな?」と思った時点で危険は始まっています。
■ 2. 避難は“高い側へ・山から遠い側へ”
土砂災害は山側から押し寄せます。
◎ 山とは反対方向へ
◎ とにかく遠く・高い場所へ
◎ 避難所が遠ければ近くの2階以上へ
建物の2階でも、山側は絶対に避ける。
■ 3. 車は使わない
土砂災害は道路が一瞬で塞がれます。
◎ 車が巻き込まれると脱出困難
◎ 徒歩が最速の避難手段
土砂災害での車利用は“命取り”です。
■ 4. 夜間は迷わず早めの避難
夜の土砂災害は“前兆が見えない”ため非常に危険。
◎ 少しでも不安なら早めに避難
◎ 雨量が増えたら動かない
夜の豪雨は、迷っている時間が最もリスク。
■ 5. まとめ
✔ 土砂災害の前兆を見た瞬間に避難
✔ 山側から最も遠い方向に逃げる
✔ 車は使わない
✔ 夜間は迷わず“早めの行動”
土砂災害は発生したら止められません。
唯一できる対策は「初動で逃げること」です。

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