2025年11月8日
ブラジル南部で大規模な竜巻が発生し、住宅の倒壊や停電が相次ぎました。
世界では毎年、約1,000件以上の竜巻が報告されていますが、実は 日本でも突風災害は珍しくありません。
私は「防災士」「地方自治体の防災担当職員」として活動し、
災害現場や被災地派遣の経験から、突風災害は“準備”で被害を大きく減らせると実感しています。
✅ 竜巻・突風は日本でも起きている
- 冬と春の季節の変わり目
- 発達した積乱雲が発生しやすい夏
- 台風の接近時
家が飛ばされるほどの強風が突然襲うケースもあります。
特に近年は、
「竜巻注意情報」が全国で頻繁に発表されており、
日本も決して“安全地帯”ではありません。
✅ 突風から身を守る行動(誰でもできる対策)
✅ ① 竜巻注意情報・雷注意報が出ているとき
- 外に出ない
- カーポート・物置・自転車カバーなどは固定
- 洗濯物・植木鉢は片づける
飛散物が危険になるため、庭回りの片づけは重要ポイント。
✅ ② 外にいるとき
- 頑丈な建物へ避難
- 車は危険(横転事故の事例あり)
- 田んぼ・河川敷・グラウンドなどは避ける
※突風は音もなく突然来るため、判断を早く。
✅ ③ 家にいるとき
- 窓から離れる
- カーテンは閉める(ガラス破片の飛散防止)
- 1階の中央部・トイレ・廊下などへ避難
ガラス破片でケガをするケースが最も多いです。
✅ 備えておきたいもの
発電機、移動式電源、防災ラジオ、モバイルバッテリーは
突風→停電という流れに強いアイテムです。
✔ 例:ポータブル電源(Anker)
→ スマホ充電・照明・小型家電に使用可能
※お持ちでない方は、スマホ用バッテリーだけでも準備しておくと安心です。
✅ まとめ
- 竜巻は「日本には関係ない」は間違い
- 事前の片づけと避難判断で被害は小さくできる
- 停電対策は必須
突風災害は“見えない敵”ですが、
正しい知識と備えがあれば、命と暮らしを守れます。
✅ コメント大歓迎
防災士として、地方自治体の防災担当職員として、
被災地派遣の経験も活かしながら情報発信しています。
「疑問・知りたいこと」「取り上げてほしいテーマ」があれば
お気軽にコメントください。できる限り分かりやすく解説します。

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