【防災士が解説】消防本部のデスクワークはきつい?現場とは違う“頭脳労働”のリアル

消防=現場のイメージが強いですが、
消防本部には膨大なデスクワークが存在します。

予防、警防、救急、総務、人事、指令など
“書類と計画”を扱う仕事は、現場とは全く別物。

ここでは、消防本部業務のきつさ・やりがい・向き不向きを解説します。


■ デスクワークが「きつい」と言われる理由


■ ① 書類量が膨大

消防の世界は“書類文化”。
● 報告書
● 申請書
● 訓練計画
● 事故報告
● 予算関連
● 内規の作成

現場に出ない日は、1日中パソコンと向き合うことも多い。


■ ② 締切・調整が多い

市役所・県・国との調整、期限管理、会議資料など
スケジュールに追われやすい。

“ミスの許されない事務処理”が続くため、精神的負担が大きい。


■ ③ 電話対応・問い合わせが多い

住民・事業者・庁内職員から
常に電話が入る。

● 救急相談
● 防火相談
● 違反の通報
● 業務調整
● 資料提供

雑務が多く、集中しにくいのも悩み。


■ ④ 会議・説明が多い

消防本部は“説明の仕事”。
● 会議出席
● 計画説明
● 担当事案の報告

上司や関係課への説明が続くため、メンタルとコミュ力が必須。


■ デスクワークのやりがい


■ ① 現場を支える“裏方の司令塔”

本部の書類・計画が整うことで
現場の消防士が安全に活動できる。

地味だが“現場の根幹を支える仕事”。


■ ② 業務改善・組織づくりに関われる

● 新しい訓練を作る
● 装備の更新提案
● 指令システムの改善
● 防災施策の企画

自分の案が組織を良くするのは大きなやりがい。


■ ③ ワークライフバランスが整いやすい

現場より夜勤が少なく、家庭と両立しやすいケースが多い。
育児世代に人気のポジション。


■ 向いている人の特徴


● コツコツ作業が得意
● パソコンに抵抗がない
● ロジカルに考えられる
● 人と丁寧に話せる
● 細かい作業が苦にならない
● 業務改善が好き

現場タイプとデスクタイプは別物で、適性が分かれる。


■ まとめ

消防本部のデスクワークはきつい。
● 書類量が膨大
● 調整が多い
● 電話・雑務が絶えない
● 会議と説明が多い

しかし…

● 現場を支える重要な役割
● 組織や地域を良くするチャンスが多い
● 家庭と両立しやすい

“裏方だが消防を動かす中枢”。
現場とは違ったやりがいがある仕事です。

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