【防災士が解説】11月は“冬用カーテンへの衣替え”が防災になる断熱・防寒を整えることで停電時の生存率が上がる理由

11月は気温が一気に下がり始め、
家の中の“寒さ対策”が重要になる月です。

実は、カーテンを冬仕様に変えるだけで
災害時の 停電・暖房停止 に強い家になります。

ここでは、11月にやるべき
“冬のカーテン防災”をまとめます。


■ ① 冬の窓は“家の熱の50%以上”が逃げる場所

住宅の断熱で最も弱いのが「窓」。

特に11月〜冬は…

  • 外気温との温度差が大きい
  • 結露でカビが発生
  • 暖房効率が落ちる

つまり、
カーテンを変える=家の防災力を上げる 行為。


■ ② 災害時の停電で“家が急激に冷える”

冬の災害で最も危険なのは暖房停止。

  • 室温が1時間で3〜5℃低下
  • 高齢者・子どもは低体温のリスク
  • 夜間は10℃以下に落ちる

窓の断熱が弱い家ほど、
停電時に家が“冷蔵庫のように寒くなる”。


■ ③ 11月にやるべき「冬カーテン」対策

● ① 厚手カーテンに変更

遮光タイプは保温性が高くおすすめ。

● ② カーテンを“床までの長さ”に

暖かい空気の漏れを防ぐ。

● ③ レースの上に厚手を重ねる“二重構造”

断熱効果が約1.5倍に。

● ④ すき間風テープを貼る

窓枠からの冷気侵入を削減。


■ ④ 停電時は“カーテンが命綱”になる

暖房が使えないとき、
カーテンが断熱材として大きな役割を果たします。

  • 室温低下を防ぐ
  • 体温維持がしやすい
  • 避難判断の時間を稼げる

特に高齢者がいる家庭では最優先の準備。


■ ⑤ 今日からできる簡単な断熱アップ

  • 窓にプチプチ(梱包材)を貼る
  • カーテンの下にタオルを置いて隙間風をブロック
  • マットを置いて床の冷えを防ぐ
  • 夜は必ずカーテンを閉める(断熱効果UP)

どれも安くて即効性のある方法です。


■ まとめ

11月は“冬用カーテンへの衣替え”が最も効果的なタイミング。
これは防寒だけでなく、停電時の命を守る防災対策でもあります。

押さえるべきポイントは…

  • 窓は家の熱の半分が逃げる場所
  • 厚手・長め・二重構造のカーテンが最強
  • 停電時は断熱が生死を左右する
  • 簡単な断熱でも効果は絶大

冬の前に、家のカーテンを見直すだけで
“冬災害に強い家”に生まれ変わります。

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