消防士の勤務といえば
「24時間交替制(24時間勤務 → 明け → 休み)」が一般的。
一見すると休みが多そうに見えますが、
実際の夜勤は想像以上にハードです。
ここでは、消防士の夜勤の“きつさ”と“対策”をまとめます。
■ 夜勤が「きつい」と言われる理由
■ ① 寝られないことが多い
救急・火災・事案出動で、
夜中でも関係なくベルが鳴る。
● 0時台
● 2時台
● 4時台
と、複数回起こされることも普通。
結果、
“仮眠ゼロ”で朝を迎える日もある。
■ ② 寝不足のまま朝の点検・訓練
明け方まで出動しても、
朝は通常どおり勤務が続く。
● 車両点検
● 散水訓練
● 清掃
● 引き継ぎ
寝不足が蓄積しやすい。
■ ③ 生活リズムが崩れる
24時間勤務は体内時計を乱しやすく、
● 眠れない
● だるい
● 免疫低下
● 食生活の乱れ
こうした不調を抱える隊員も多い。
■ ④ 夜の救急は精神的に重い
特に夜間は
● 心停止
● 転倒・骨折
● 呼吸苦
● 酔客
● 高齢者の急変
精神的負担の大きい案件が続く。
■ 夜勤のやりがい・良い面
■ ① 夜中の出動は達成感が大きい
夜は“助けを呼ぶ声”が少なく、
救命につながるケースも多い。
静まりかえった街に出て
住民を助けられる瞬間は特別な経験。
■ ② 仲間との絆が深まる
長時間の勤務を共にするため、
チームワークが強固になる。
夜勤は“消防士を育てる環境”。
■ ③ 勤務のサイクルが合う人も多い
明け休み・公休のサイクルは
● 子育て
● 趣味
● 副業
● 学習
時間を確保しやすいメリットもある。
■ 夜勤を乗り越えるコツ(現場からのアドバイス)
■ ① 明けの日は無理をしない
「寝ないまま遊ぶ」「そのまま出かける」はNG。
体を休める時間にあてることで
長期的に体力が持つ。
■ ② 仮眠前のカフェインに注意
眠れなくなるため、
19時以降のコーヒーは避けると良い。
■ ③ 夜食は軽めに
食べすぎは眠気を悪化。
● おにぎり
● スープ
● バナナ
など軽いものが最適。
■ ④ ストレスを溜めない仕組みを作る
仲間と話す
家族と会話する
趣味を持つ
メンタルの安定が夜勤の鍵。
■ まとめ
消防士の夜勤は確かにきつい。
● 寝不足
● 精神負担
● 生活リズムの乱れ
● 深夜の重症事案
しかし…
● 住民の命を守る達成感
● 仲間との絆
● 明け休みの自由度
“きついけれど誇りのある勤務形態”。
夜勤をうまく乗り越えれば、消防士として長く活躍できます。

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