【冬の大掃除は“防災メンテナンス”の絶好のチャンス|11月〜12月に必ず見直すべきポイント】

年末の大掃除は、実は防災と相性が抜群です。
普段触れない場所を点検できるため、災害時のリスクを大きく下げられます。

ただの掃除で終わらせず、
“防災メンテナンス”として最大限に活用しましょう。


■ 1. 家具の固定チェック(年に1回でOK)

大掃除で家具を動かすタイミングは、固定を見直すベストタイミング。

【必ず確認するポイント】

  • 食器棚・本棚の突っ張り棒は緩んでいないか
  • 冷蔵庫の固定バンドは劣化していないか
  • テレビの耐震ジェルは硬化していないか
  • 子ども部屋の棚は安全配置になっているか

特に“突っ張り棒の緩み”は地震時に一番危険です。


■ 2. 非常持ち出し袋の更新

賞味期限切れ・電池切れはよくあります。
大掃除で中身を広げてチェックしましょう。

【更新するべきもの】

  • 水・食品(期限チェック)
  • モバイルバッテリー充電
  • 懐中電灯の電池交換
  • 乾電池の液漏れ確認
  • 医薬品の期限
  • 子どもの年齢に応じた用品の見直し

大掃除の時期に“毎年の総点検”が習慣になると強いです。


■ 3. 火災予防の徹底点検(特に冬)

冬は火災が増えるため、掃除と一緒に必ず点検。

【点検リスト】

  • ガスコンロの油汚れ
  • 換気扇のホコリ
  • ストーブ周囲の可燃物
  • 電源タップのホコリ
  • コードの断線

ホコリが原因の火災は冬に急増します。


■ 4. 水回りの断水対策チェック

冬は凍結による断水リスクが高いため、配管周りも掃除のついでに確認。

【見直すポイント】

  • 水道管の保温材の劣化
  • 外の蛇口の凍結防止キャップ
  • 給湯器まわりのホコリ除去
  • 予備の飲料水の補充

冬は「凍結→破裂→断水」が毎年起きます。


■ 5. キッチンの“ローリングストック棚”を再整理

キッチンを整理するなら、
備蓄棚を「使いやすく・回しやすく」にまとめ直すチャンス。

【やるべき整理】

  • 賞味期限順に前後を入れ替え
  • 種類別にグループ化(炭水化物・たんぱく質・おやつ)
  • 冬向けの備蓄(スープ・おかゆ・カップ麺)を追加

大掃除で棚を開ける“ついで”にやると継続できます。


■ 6. ベランダ・屋外スペースの安全確保

台風ほどではないものの、
冬の強風も物が飛んで危険です。

【掃除のついでに】

  • ベランダの飛散物を片付け
  • 物干し台の固定
  • プランターの配置見直し

ベランダは“小さなものでも凶器になる”場所です。


■ 7. まとめ|大掃除=一年で最も効率の良い“防災点検日”

大掃除は、家をキレイにするだけではありません。

地震・火災・停電・断水のリスクを同時に下げる 最強の防災メンテナンスの日です。

家族全員が集まりやすい時期だからこそ、
役割分担を決めて一気に進めると効果抜群。

「掃除ついでに」やるだけで、
防災レベルが一段上がります。

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