消防士の給料は
「安い」「意外と高い」「地域差が大きい」など
さまざまな声が聞かれます。
ここでは、消防士の給与事情を
“新人〜ベテランまでのリアル”で解説します。
■ 消防士の収入の仕組み
消防士の給与は以下で構成される。
● 基本給
● 各種手当
・時間外手当
・特殊勤務手当
・救急・救助手当
・災害出動手当
● 賞与(年2回)
● 退職金
これらを合わせて年収が決まる。
■ 年齢・階級ごとの年収イメージ
※地域差あり(東京>政令市>中核市>町村)
■ ① 新人(20代前半)
年収:350万〜450万円程度
初任給は低めだが、手当と賞与でそこそこ安定する。
■ ② 中堅(30代)
年収:500万〜650万円程度
救急・救助の経験が増える時期で、手当も増える。
■ ③ 40代(小隊長・係長級)
年収:650万〜800万円程度
管理職に近づくほど収入が安定して伸びる。
■ ④ 50代(管理職)
年収:800万〜1000万円以上も可能
部長級、課長級になると1000万円に届く自治体もある。
■ 消防士の賞与(ボーナス)
公務員のため、
夏・冬の年2回支給。
合計で
基本給の4ヶ月〜4.5ヶ月分
が相場。
安定しているのが特徴。
■ “消防士の給料は安い”と言われる理由
■ ① 24時間働いても残業になりにくい
夜中も出動しているのに、
「時間外手当」がつかないことも多い。
実質的な“拘束時間の長さ”の割に給料が低く見える。
■ ② 危険の割に年収が高くはない
火災・救助・救急など、
命に関わる仕事のわりに、民間と比べると
「もう少し高くていいのでは?」という声も。
■ “消防士の給料は意外と高い”と言われる理由
■ ① 安定性が最強
収入が毎月安定し、ボーナスの減額も少ない。
景気に左右されづらい。
■ ② 手当がそこそこ充実
救急隊・救助隊は手当が上乗せされるため、
同世代と比べると年収は高くなりやすい。
■ ③ 退職金が大きい
公務員は退職金が厚い。
50代後半で1500万前後になる自治体もある。
■ 消防士の将来性
■ ① 災害増加でニーズが高い
豪雨・地震・高齢化で救急件数も増加。
需要は今後も減らない。
■ ② 資格・経験が幅広く活かせる
● 救急
● 予防
● 防災
● 救助
● 指揮
スキルが一生ものになる。
■ まとめ
消防士の年収は…
● 新人:350万〜450万
● 中堅:500万〜650万
● 40代:650万〜800万
● 管理職:800万〜1000万以上
“安くはないが、高すぎるわけでもない”。
しかし安定性はトップクラス。
命を守る責任の大きい仕事として、
納得感のある給与体系になっています。

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