【防災士が解説】消防士は“休みが多くて楽”は誤解実際はハードワークだけど続けられる理由

消防士は
「休みが多いから楽なんでしょ?」
と誤解されがちです。

しかし、現場を知るとそのイメージは大きく変わります。
ここでは、消防士のリアルな勤務のきつさと、
それでも続けられる理由をまとめます。


■ ① 24時間勤務は“想像以上にきつい”

消防の24時間勤務は
ただ職場にいるだけの勤務ではない。

● 火災出動
● 救急出動
● 救助出動
● 通報対応
● 点検・査察
● 資料作成
● 訓練
● 清掃・整備

夜間も出動が続くと
“ほぼ徹夜で朝を迎える”ことも普通。


■ ② 非番は「休み」ではなく“回復時間”

勤務明けは休みではあるが、
身体はヘロヘロ。

● 眠い
● 頭が回らない
● 筋肉痛
● 精神的な疲労

家のことをやる気力もない日がある。


■ ③ 公休も研修・訓練で潰れることがある

「平日が休みで自由!」
というイメージとは裏腹に、

● 救命講習の指導
● 部隊訓練
● 地域行事
● 防災イベント
● 資格試験
● 当直以外の業務

など、公休が完全オフとは限らない。


■ ④ 心身への負担が大きい仕事

火災・救急・救助は“緊張の連続”。
特に救急は精神的疲労が大きい。

● 子どもの事故
● 交通事故
● 重症疾患
● 救えなかった命

強いストレスを抱え込む隊員も少なくない。


■ ⑤ それでも消防士を続けられる理由


■ ■ 理由①:仲間が心の支えになる

消防はチームで動くため、
“仲間”の存在が続ける力になる。


■ ■ 理由②:感謝される場面が多い

救急現場や災害対応で
「ありがとう」と言われることが
人生の励みになる。


■ ■ 理由③:使命感が仕事を支える

人の命を守る仕事は大きなやりがいがある。


■ ■ 理由④:スキルが一生もの

● 救命技術
● 火災の危険予知
● 事故現場の対応
● 防災知識

どれも生活に直結し、人生に役立つ力になる。


■ ⑥ 消防士が“楽”と言われない理由まとめ

● 24時間勤務の負荷が大きい
● 不規則な生活で疲労が蓄積
● 現場ストレスが強い
● 公休も実質自由でない日がある

しかし一方で、

● 安定した公務員
● 感謝される仕事
● 仲間の絆が深い
● やりがいが大きい

ため、続ける価値がある仕事。


■ まとめ

消防士は決して“楽ではない”。
むしろきつい瞬間の方が多い。

それでも、
● 仲間の存在
● 感謝される仕事
● 生涯役立つスキル
●誇りと使命感

これらが支えとなり、
多くの隊員が長く続けられる仕事です。

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