ネット上では
「消防士はやめとけ」
という声を見ることがあります。
しかし多くは誤解も混ざっています。
ここでは、実際に辞めた人の理由から
“本当に向いていない人の特徴”を整理し、
逆に“向いている人”も分かるようにまとめます。
■ 消防士を辞めた主な理由
■ ① 人間関係が合わない
消防は“チームで動く職場”。
● 体育会系
● 縦社会
● 命令系統の厳しさ
これが合わないとストレスになる。
■ ② 24時間勤務がきつい
仮眠はあるが、
● 出動が多い
● 現場が荒れる
● 夜間も気が抜けない
結果として体力的・精神的に消耗しやすい。
■ ③ 家庭の事情との両立が難しい
● 子育て
● 介護
● 家族の不安
● 夫婦のすれ違い
生活リズムが独特なため、家庭環境の影響を受けやすい。
■ ④ 現場のストレスが大きい
火災・救急・救助は、精神的負荷が高い。
● トラウマ
● 事故現場の映像
● 子どもの事故
● 救えなかった命
こうした経験が続くと、メンタルに影響する人もいる。
■ ⑤ キャリアのイメージが合わなかった
「ずっと現場に立ち続けたい」
「早く事務に行きたい」
「救急に行きたくない」
「救助隊を目指したい」
希望と違う配属になることもある。
■ では、消防士は“やめたほうがいい”仕事なのか?
結論:人による。
消防は“誰でもできる仕事ではない”が、
向いている人にとっては最高の仕事。
■ 消防士に向いていないタイプ
■ ① 人から指導されるのが苦手
命に関わるため、
細かい注意を受ける環境が多い。
■ ② メンタルの切り替えが苦手
現場のストレスを抱え込みやすい人はしんどい。
■ ③ 予定が安定していないと不安
突発的な出動が多く、
生活リズムが組みづらい。
■ ④ 体育会系文化が合わない
上下関係が苦手だと厳しい。
■ 逆に、消防士に向いているタイプ
■ ① 人の役に立つことが好き
この気持ちは何よりの力になる。
■ ② チームで動くのが得意
仲間意識が強い人は伸びやすい。
■ ③ コツコツ努力できる
体力・知識・技術が必要な仕事。
努力できる人は強い。
■ ④ 冷静な判断ができる
慌てずに物事を処理できる人は安全に活躍できる。
■ ⑤ 感謝される仕事をしたい
消防は“ありがとう”をもらえる数少ない職業。
■ まとめ
消防士が“やめたほうがいい”と言われるのは
● 体力的にきつい
● メンタル面の負荷
● 人間関係
● 家庭との両立
これらが理由。
しかし、
人の命を守る仕事に魅力を感じるなら、
消防以上にやりがいのある職業はなかなかない。
“向き不向き”を知ったうえで選べば、
消防士は誇りを持って長く続けられる仕事です。

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