【防災士が解説】消防士は「危険なのに給料が低い」って本当?収入の仕組みと、なぜそう感じるのかを徹底解説

消防士は命を守る仕事なのに、
「給料が低い」「割に合わない」と言われることがあります。

しかし実際には、仕組みを正しく理解すると
“誤解されやすい特徴”があることが分かります。

ここでは、消防士の収入のリアルと、
なぜ低く感じるのかをわかりやすく解説します。


■ ① 消防士の給料は「低い」わけではない

結論から言うと、
消防士の給料は“公務員としては標準〜やや高め”


■ ▷ 年収の一般的な目安

● 20代:350〜450万円
● 30代:450〜600万円
● 40代:600〜750万円
● 50代:700〜900万円(管理職は1,000万近くも)

地方公務員の中でも比較的安定して高い水準。


■ ② ではなぜ“低い”と言われるのか?


■ ① 仕事の危険度が高すぎる

命を懸けているため、
「このリスクならもっと給料が高くてもいい」
という声が多い。

これは心理的に当然。


■ ② 不規則勤務のわりに手当が少ない

24時間勤務の特殊性に比べて
手当がそこまで多くない自治体もある。


■ ③ 救急の出動件数が多すぎる

ハードワークの割に給与が変わらないため、
「給料に見合っていない」と感じることも多い。


■ ④ 民間に比べて評価が見えにくい

どれだけ活躍しても、
「頑張った分だけ給料UP」ではない。
公務員の給与制度の宿命。


■ ③ 消防士の収入は“安定性”が最大の強み


■ ① リストラがない

民間企業と違い、不況でも職を失いにくい。


■ ② ボーナスが安定している

年間4.0〜4.5ヶ月分で推移。
景気が悪化しても急激に減りにくい。


■ ③ 住宅ローン審査に強い

消防士という職業は社会的信用が高く、
銀行からの評価が非常に良い。


■ ④ 給料を上げる現実的な方法(消防士向け)


■ ① 昇任を狙う

消防は年功序列だが、
● 小隊長
● 係長
● 副署長
● 課長級

とキャリアを進めれば年収は確実に上がる。


■ ② 専門性を高める

● 救助
● 救急
● 特殊災害
● 航空隊
● 指揮隊

専門分野の経験は昇任にも強い。


■ ③ 副業(解禁後)で収入の柱を増やす

特に防災×発信(ブログ・YouTube)は相性抜群。
職業の信頼性が武器になる。


■ ⑤ 給料が「低く感じる」最大の理由

消防士の給料が低いと言われるのは、
「危険度×責任×過酷さ」と給料のギャップ が理由。

ただし、
● 安定性
● 社会的信用
● ボーナス
● 退職金
● 公務員としての生活のしやすさ

これらを合わせて考えると、
決して悪い待遇ではない。


■ まとめ

消防士の給料は…

● 危険度に比べて低く感じる
● しかし公務員としては高い水準
● 安定性・信用力はトップクラス
● 昇任と副業で収入アップが可能

“割に合わない”と感じるのは事実だが、
安定と信頼性の高さは消防士ならではの大きな強み。

誇りと使命感を持ちながら、
自分なりのキャリアと収入アップの道を選んでいくことが重要です。

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