【防災士が解説】消防士の「体力試験」はどれくらい大変?種目一覧・基準・対策方法をまとめて紹介

消防士採用試験で多くの受験者が心配するのが
“体力試験に通るかどうか”。

結論から言うと、
一般的な運動経験があれば十分合格可能。
ただし、対策は必須。

ここでは、体力試験の内容と、
合格するための練習方法をわかりやすく解説します。


■ ① 消防士の体力試験は何をやるの?

自治体によって異なるが、
多くの地域で次のような種目が採用されている。


■ ▷ 握力

男性:45〜55kg
女性:30〜40kg
が目安。


■ ▷ 上体起こし(腹筋)

30秒 or 1分で回数を計測。
20〜30回取れれば合格ライン。


■ ▷ 反復横跳び

敏捷性の基本テスト。
45〜55回で平均〜良。


■ ▷ シャトルラン(20m往復走)

心肺機能を測る王道種目。
男性:70〜90回
女性:50〜70回
が目標。


■ ▷ 立ち幅跳び

220〜240cmで合格圏。


■ ▷ 走力(1,000m / 1,500m)

男性:4分20秒〜5分
女性:5分〜6分
が一般的。


■ ▷ 障害物走

消防学校に近い内容を採用する自治体も。


■ ② 消防が体力試験で見ているポイント


■ ① 現場活動に耐えられる基礎体力

火災・救助・救急は想像以上に体力を消耗する。


■ ② 継続してトレーニングできるか

消防学校での訓練は、
“毎日やって当たり前”レベル。


■ ③ メンタルの強さ

特にシャトルランは根性が試される。


■ ③ 落ちる人の特徴


■ ① 試験直前だけ練習する

2〜4ヶ月前からの準備が必須。


■ ② 有酸素ばかりやる

筋力が弱いと消防学校で苦労する。


■ ③ シャトルランで早く飛ばしすぎる

ペース配分が重要。


■ ④ 合格するための練習メニュー(現実的版)


■ ▷ 週3でOK:体力アップメニュー

● スクワット 20回×3
● 腕立て伏せ 15〜20回×3
● 1kmラン or インターバル
● プランク 1分×2
● 反復横跳び 30秒×2

1ヶ月続けるだけで見違えるほど伸びる。


■ ▷ シャトルラン対策

  1. 最初は60〜80%のスピードで
  2. 息が上がる直前の“耐える時間”を伸ばす
  3. 週1で追い込めばOK

■ ▷ 握力対策

● ハンドグリップ
● 懸垂
● デッドリフト(軽め)
● タオル引き

消防は握力が超重要。


■ ⑤ 消防学校で必要な体力は“別物”

採用試験に受かる体力と
消防学校で必要な体力は少し違う。

消防学校では
● 階段ダッシュ
● 装備着装での走り
● 倒立訓練
● 重い資器材の運搬
● 長時間の訓練
が当たり前。

→ 採用後もトレーニング継続が鉄則。


■ まとめ

消防士の体力試験は
● 種目は基礎運動能力を測る内容
● 合格ラインは運動経験者なら十分届く
● 最重要はシャトルランと筋力
● 2〜3ヶ月しっかり対策すれば合格可能

消防士の体力試験は「才能」ではなく
“準備した人が勝つ試験”。

コツコツ続ければ誰でも突破できます。

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