【冬は“車のバッテリー上がり”が急増する理由|知らないと動けなくなる冬の防災対策】

冬になると、車のトラブルで最も多いのが バッテリー上がり
JAFの出動理由でも常にトップに入るほど、冬はバッテリーの弱りが加速します。

ここでは、冬にバッテリー上がりが増える理由と、家庭でできる簡単な予防策をまとめます。


■ 1. 冬にバッテリー上がりが急増する理由

●(1)低温で電力が作れなくなる

車のバッテリーは“鉛蓄電池”。
気温が0℃近くになると性能が 20〜30%低下 する。


●(2)暖房・デフロスターで電力消費が増える

冬は電装品の使用量が急増。
エンジン始動直後は特に負荷が大きい。


●(3)短距離運転が多く、充電が追いつかない

買い物・送り迎えだけの“短い移動”が続くと、
消費電力の方が多くなり、バッテリーが弱る。


●(4)古いバッテリーは寒さに弱い

寿命は2〜4年。
3年以上使っていると、冬は一気にリスクが高まる。


■ 2. 冬にやるべき“車のバッテリー防災術”

●(1)週1回は20〜30分以上のドライブ

短距離運転では充電されないので、
一定時間の走行でフル充電を助ける


●(2)エンジン始動直後の暖房MAXはNG

まずは風量小で運転。
アイドリング直後の電力負荷を減らす。


●(3)バッテリーの交換目安を守る

2〜4年で交換。
冬だけ“急死”するケースが非常に多い。


●(4)ジャンプスターターを車に積む

モバイルバッテリー型が主流で、
自分一人でもエンジン始動ができる。

“冬の車の最強防災装備”。


●(5)ライトの消し忘れ防止

冬は暗い時間が長く、
スモール・室内灯・ハザードの消し忘れが増える。


■ 3. バッテリーが弱っているサイン

  • 朝のエンジンが重い
  • パワーウィンドウが遅い
  • ヘッドライトが暗い
  • アイドリングが不安定

1つでも当てはまれば、“冬のリスクが高い状態”。


■ 4. バッテリーが上がったときの対処法

  • モバイル型ジャンプスターターで始動
  • ブースターケーブルで救援車と接続
  • エンジンがかかったら20〜30分走行
  • 同じ日にエンジンを切ると再び止まる可能性あり

バッテリーが古い場合は、その日のうちに交換が安全。


■ 5. 家族の安全を守るために

冬のバッテリー上がりは、
夜間・早朝・雪の日に突然動けなくなる危険がある。

  • 子どもの送迎
  • 通勤
  • 高速道路
  • 帰省時

あらゆる場面で“立ち往生”を引き起こすため、
冬は特に点検が防災そのもの。


■ まとめ

冬は、車のバッテリーが一年で最も弱る季節。

しかし、

「週1のドライブ・交換時期の確認・ジャンプスターター常備」

この3つだけで、
ほとんどの“冬の車トラブル”を防げます。

冬の車は、防災の視点で備えることで安全性が大きく変わります。
寒い季節の移動を、安心なものに整えましょう。

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