【防災士が解説】「地震への備え」で一番大切なのは、特別な道具より“3つの基本”

日本は世界有数の地震大国です。

いつ・どこで起きても不思議ではありません。

しかし多くの人は、

「何を準備すればいい?」

「何から始めればいい?」

と迷ったまま、対策が止まってしまいます。

今日は、防災士として最優先でやるべき地震対策の基本を、たった3つに絞って分かりやすく解説します。

✅ ① 家の中で一番危険なのは“家具の転倒”

地震によるケガの多くは、建物倒壊ではなく

✅ 家具の転倒

✅ ガラスの破片

✅ 落下物

です。

まず優先するのはここ。

  • 冷蔵庫を壁に固定
  • 食器棚・本棚をL字金具で留める
  • テレビを耐震マットで固定
  • ガラス扉には飛散防止フィルム
  • ベッドのそばに重い家具を置かない

たったこれだけで、家の安全性は大きく変わります。

✅ ② 夜間の地震に備える

実は地震で一番危険なのは“夜”です。

停電+真っ暗+ガラスの破片。

裸足で動くとケガします。

✅ 枕元にこれだけ置く

  • スリッパまたは厚手の靴下
  • ヘッドライト(手が自由になる)
  • スマホ(ライトと連絡用)
  • 眼鏡・補聴器
  • 軍手・マスク(埃対策)

「避難袋は玄関」より、

“命を守る最低限の道具”はベッド周りに置く方が現実的です。

✅ ③ 家族で「地震が起きたらどう動くか」決めておく

道具より大切なのは、行動が決まっていることです。

  • 揺れたら頭を守る(机・布団・カバン)
  • 落ち着いたら火の確認
  • 家族の安全確認
  • 危険なら外へ避難
  • 集合場所を決めておく

特に大切なのは、

✅ 家族がバラバラでも合流できる場所を決めること。

家の前、近所の公園、学校の正門など

「誰でもわかる場所」を1つだけ。

紙に書いて冷蔵庫に貼るだけでOKです。

✅ すぐ始められる地震対策ベスト5

  1. 家具を固定する
  2. 枕元セットを作る
  3. 合流場所を決める
  4. ラジオ・ライト・水を備蓄
  5. ガス・ブレーカーの位置を家族で確認

これらは、今日からできます。

1万円もかかりません。

✅ なぜ地震対策が大切なのか?

日本では、毎年のように地震が起きています。

・東日本大震災

・熊本地震

・能登半島地震

・北海道地震

どの災害でも

✅ 家の準備をしていた人

✅ 家族のルールを決めていた人

ほど、被害や混乱が小さかったというデータがあります。

✅ まとめ

地震への備えは、特別なことをする必要はありません。

  • 家具の固定
  • 枕元の準備
  • 家族の行動ルール

この3つだけでも、助かる可能性は大きく変わります。

あなたの家族が、自分の力で命を守れるように、

今日の内容をぜひ行動に移してください。

「地震対策で知りたいこと」「家族構成に合わせた備え方」など、気軽にコメントください。

明日も分かりやすく更新します!

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