【防災士が解説】米国株の「10年低迷予想」と防災の関係|家族を守るには“分散”が最強の備え

最近ニュースで「今後10年、米国株は他の地域より成績が悪くなる」という予想が出ました。
投資の話に見えますが、実は“防災と家計”に直結する重要なテーマです。

ここでは、防災士の視点で
「災害に強い家計づくり」と「世界経済の変化」をどう結びつければいいのかを解説します。


■ 災害と家計はリンクしている

災害後に必要なのは、物資だけではありません。
長期避難、転居、修繕費、収入減少など──
家計へのダメージは何年も続くことがあります。

つまり、防災とは
“短期の備え”と“長期の経済対策”をセットで考えること。

このとき、世界経済の変化を軽視すると、災害後の生活再建で大きな差が出てしまいます。


■ 米国株「今後10年の伸び悩み」予想とは?

ゴールドマン・サックスが今後10年のリターン予想を発表。

・米国株:6.5%
・欧州や日本より低め
・最も高い予想は新興国(10.9%)

理由は「米国株の割高」と「新興国の成長余地」。

もちろん予想なので、当たるかどうかは誰にもわかりません。
しかし、ここで重要なのは──

どの地域の株が勝つかわからない時代が来る

という点です。


■ 防災の答えと同じ:「分散」がすべてを救う

防災現場でも、資産形成でも共通するのは “分散”

● 防災の分散

・食料は1種類でなく複数
・電源も電池・ソーラー・車からと複数
・水源も備蓄+給水所+浄水器
・避難も在宅・実家・避難所で分散

● 投資の分散

・米国だけ
・日本だけ
・新興国だけ
どれか1つに偏ると、世界が変わったときに大きなリスク。

⇒ オルカン(全世界株)は“防災的な投資”

・どの国が伸びても恩恵がある
・どの国が落ちても致命傷にならない
・予想が外れても家計が守られる

防災と全く同じで、失敗しないための仕組みになっています。


■ 米国株一本でもOK。ただし“揺らいだら”オルカンへ

結論はシンプル。

・S&P500で不安ゼロ → 継続
・S&P500でニュース見て不安 → オルカンへ変更
・最初から迷ってる → 迷いがなくなるまでオルカン

“メンタルが持たない投資”は、災害直後の生活にも影響します。
暴落で心が折れて売ってしまうと、家計の安全網が崩れます。


■ 防災士の答え:投資も防災も「予測しない仕組み」を作れ

災害は予測できない。
同じく、株価も予測できない。

だから防災では
・多重備蓄
・複数ルート
・複数電源
こうした仕組みを作ります。

投資での対応も同じ。
オルカンはまさに“仕組みで備える”方法です。


■ 家族を守るための「今日からの行動」

① 生活防衛資金を3〜6か月確保

災害時の復活速度が変わる。

② 新NISAをオルカン or S&P500で自動積立

悩む人はオルカンが無難。

③ 防災の備蓄と同じで、毎月少しずつ続ける

急いで増やそうとすると失敗しやすい。


■ まとめ:防災×投資は“家族の人生防衛”

ゴールドマンの予想は当たるかもしれないし、外れるかもしれません。
しかし、どちらでも良いのです。

大切なのは──

どんな未来でも折れない家庭をつくること。

災害に強い家族=家計に強い家族。
防災とインデックス投資をセットで続けて、人生そのものを守っていきましょう。

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