地震・台風・豪雨など、どんな災害でも最初に困るのが スマホの電池切れ。
避難情報・家族との連絡・SNSでの安否確認・地図・懐中電灯——
すべてスマホ1台に集約されているため、バッテリー切れは“命に関わるレベル”の問題です。
そんな中、通年で検索され続ける最重要装備が モバイルバッテリー。
防災士として、家庭に必要な容量・台数・選び方を1400字で解説します。
■ 結論:モバイルバッテリーは“10,000mAh×3台”が家庭の標準
災害時はスマホの使用量が普段の2〜3倍に増え、電池が非常に早く減ります。
- 地図アプリ
- 災害速報
- SNSでの情報収集
- 家族との連絡
- ライト機能
これらを使うと、1日でフル充電が必要になるのが普通です。
そのため、家庭で最低限必要なのは
10,000mAhクラスのバッテリーを3台。
■ 台数の理由:家族全員のスマホを守るため
1人1台では足りません。
避難時は“同時に複数台を充電”するため、複数台が必須です。
- 家族用
- 持ち出し袋用
- 自宅ストック用
これが揃えば、停電が数日続いてもスマホが死ぬ心配はありません。
■ どれを買うべき?選ぶポイントは4つ
① USB-C対応
最新スマホのほとんどがUSB-C対応。
iPhoneもUSB-Cに移行しているため、必須規格です。
② 20W以上の急速充電
“急速”であることが重要。
災害時の短い時間で素早く充電できます。
③ PSEマーク必須
日本国内で安全に使用できる証明。
安価な粗悪品は危険なので避けましょう。
④ 10,000mAh前後の重すぎないモデル
持ち運びに最適なバランス。
20,000mAhは重く、避難時には不向きです。
■ 実際に被災地で役立った活用シーン
モバイルバッテリーが“命を救った”と言われる場面は多いです。
- 充電が切れかけた深夜、スマホのライトで避難
- 家族に安否連絡ができた
- SNSでリアルタイム情報を入手
- 停電中でもラジオアプリで状況把握
- 子どもが恐怖を紛らわせるための動画視聴
スマホが生きているだけで、避難行動の安全度が圧倒的に上がります。
■ モバイルバッテリーと一緒に備えるべき装備
- 充電ケーブル(USB-C・Lightning)
- ACアダプター(2〜4ポート)
- 車のシガーソケット充電器
- ソーラーパネル充電器(可能なら)
ケーブルがないと充電できないため“ケーブル3種類×複数本”は必須です。
■ よくある失敗例
- 1台だけしか持っていない
- ケーブルが1本だけ
- 使い切ってから放置している
- 安物の粗悪品を購入
- 家族の誰も置き場所を知らない
特に「場所がわからない」は災害時に致命的です。
■ まとめ|スマホの電池が切れなければ、災害は乗り越えられる
モバイルバッテリーは、防災装備の中でも最優先のアイテムです。
- 10,000mAhを3台
- USB-C対応・急速充電
- ケーブル3種類を複数本
- 家族全員が保管場所を共有
これだけ揃えれば、停電が数日続いてもスマホが死なず、
“情報・光・連絡”の3つの生命線を確実に守れます。
モバイルバッテリーは、あなたの命を守る“最小で最大の防災投資”です。

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