意外と見落とされがちですが、
実際の災害現場で「持っていて本当に助かった!」と声が多いアイテムが ブルーシート。
雨漏り、屋根の破損、地面の湿気、避難スペースの確保、荷物保護など
用途が非常に広く、通年で検索される人気の防災テーマです。
防災士として、家庭での正しい備え方と使い方を1400字で解説します。
■ 結論:ブルーシートは“厚手タイプを2〜3枚”が最適
一般的な薄いタイプは破れやすく、防災用途には不向き。
災害では「強度」が最優先です。
● 推奨スペック
- 厚さ:0.15mm以上
- サイズ:2m×3m(家庭で使いやすい定番)
- ハトメ付き(ロープで固定しやすい)
家庭防災では 厚手2〜3枚 が最も万能に使えます。
■ ブルーシートが災害時に“最強”な理由
① 雨漏りの応急処置ができる
屋根瓦のズレ・割れ、サッシの隙間など、
応急的にシートで覆うだけで雨漏りを抑えることができます。
② 地面の湿気・冷気を遮断
避難所・車中泊で床に敷くと、体温の低下を大幅に防げます。
③ 破損箇所を隠して安全を確保
ガラス・家具・壁の破損部分にかぶせてケガ防止。
④ 物資・荷物の保護に使える
屋外避難時、濡れたら困る荷物を包んで収納できます。
⑤ 仕切りとして使える
避難所でのプライバシー確保にも役立ちます。
■ 防災士が教える“実用的な使い方”
● 1. 雨漏りには“テープと併用”すると最強
布ガムテープで補強すると固定力が大幅アップ。
● 2. 破損した窓には内側から貼る
ガラスの落下を防ぎ、風雨を一時的に遮断できます。
● 3. 避難所では“床→断熱材→ブルーシート”の順
段ボールなどを断熱材にすると寒さが和らぎます。
● 4. 簡易避難スペースの屋根として使う
外で待機が必要なとき、日よけ・雨よけに重宝。
● 5. 風の強い日は“ロープ固定”が必須
ハトメ付きシートに紐を通して、地面や柱にしっかり結びます。
■ ブルーシートと一緒に備えるべきもの
- 布ガムテープ(応急補修の必需品)
- ビニール紐・ロープ(固定に必要)
- 結束バンド(素早く固定できる)
- カッター・ハサミ(カット用)
- 軍手(破片や屋外作業に必須)
このセットが揃えば、ほとんどの破損に対応できます。
■ ブルーシートの保管場所は“即取り出せる場所”
災害時はスピードが命。
取り出すのが遅れると雨漏りや浸水が進行します。
おすすめの保管場所は次の通り。
- 玄関収納
- 車のトランク
- ベランダ横の物置
- 非常用持ち出し袋(小型タイプ)
2〜3枚を家の複数箇所に分散するのが安全です。
■ 災害時にブルーシートが“本当に役立った場面”
- 雨漏りで天井が濡れるのを防いだ
- 倒壊した家具の破片を覆い、子どもが触らないようにした
- 避難所でスペース確保
- 車中泊の結露対策
- 家財道具の保護
- 屋外での一時的な整備作業の下敷きとして使用
「ブルーシートを持っていたおかげで助かった」
という声は、多くの被災地で共通しています。
■ まとめ|ブルーシートは“家庭防災の万能アイテム”
ブルーシートは、安価・軽量・多用途で、
どんな災害でも使える最強の応急対策アイテムです。
- 厚手タイプ(0.15mm以上)を2〜3枚備える
- 布ガムテープ・ロープと一緒に使う
- 雨漏り・破損・避難スペースに大活躍
- 複数箇所に分散保管する
ブルーシートは“1枚あるだけで家の安全性が大きく上がる”防災の必須用品。
今日からすぐ備えられる最効率の防災対策です。

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