【防災士が解説】明日“大雪”のときにやるべき②|食料・生活品の前日買い出しは命を守る行動

大雪予報が出たとき、
「今日のうちに買い出しを終える」 のは、最も効果が大きい防災行動のひとつです。

大雪当日は道路・交通・店舗のすべてが不安定になり、
外出するだけでケガ・事故・立ち往生のリスクが跳ね上がります。

そのため、前日に“まとめ買い”を済ませることは
命と生活を守るための大切な行動と言えます。


■① 大雪当日は“外出しないほうが安全”

大雪当日、外へ出るとさまざまな危険に巻き込まれます。

  • 車のスリップ事故
  • 凍結した歩道での転倒
  • 立ち往生による長時間の車内待機
  • 強風での視界不良
  • 電車・バスの運休や遅延
  • 店舗への入店・退店で滑る事故

「買い物に行くだけ」で命に関わるケースすらあります。


■② 前日に買い物すれば“安心して家にいられる”

買い出しを済ませておくことで、翌日は外出せずに済みます。

  • 余計な移動が不要になる
  • 子どもの送迎も安全に判断できる
  • 食料品の不足による不安がなくなる
  • 雪がやむまで家にいられる

大雪の日は「家にいること」自体が最高の防災です。


■③ 前日に買っておくべき“食料品”

雪の日は配送も止まりやすいため、最低3日〜1週間分あると安心です。

  • パン・ご飯・冷凍食品
  • レトルト食品
  • カップ麺・スープ
  • お菓子・チョコなどエネルギー源
  • 牛乳・ジュース
  • 缶詰(ツナ・サバ缶など)

子どもがいる家庭は、
普段食べ慣れたもの を多めに備えておくと安心です。


■④ “寒波対策用の生活品”を揃えておく

大雪+寒波のパターンは特に危険なため、以下もチェック。

  • 使い捨てカイロ
  • ブランケット
  • 乾電池
  • スマホの予備バッテリー
  • ガスボンベ
  • トイレットペーパー
  • ティッシュ
  • 生理用品
  • おむつ
  • ペット用品

生活の基本が揃っているだけで、雪の日の心の余裕が段違いです。


■⑤ ガソリンと灯油は“前日に確実に入れておく”

大雪当日はスタンドが混雑し、
ガソリン欠品・灯油不足・営業時間短縮が発生することがあります。

  • ガソリン → 必ず満タン
  • 灯油 → タンク満タン+予備缶も満たす

車の暖房・家の暖房どちらも、冬は燃料が命を守ります。


■⑥ 当日の混雑を避けるだけで“事故リスクが激減する”

大雪の日のスーパー・薬局は非常に混みます。

  • 駐車場が凍結
  • 出入り口が滑りやすい
  • 車両がぶつかる事故
  • 店舗から出た瞬間に転倒する例も多数

前日に買い物を済ませれば、こうした事故リスクをゼロにできます。


■⑦ 子ども・高齢者のある家庭ほど“前日行動”が命を守る

家族に体力の弱い人がいる家庭では、
食べ物や日用品の不足はストレスだけでなく健康被害にもつながります。

  • 食事が不規則になる
  • 水分不足
  • 体調不良に気づくのが遅れる
  • 外出リスクが高くなる

前日の買い物は、家族全員の安心を保証する行動です。


■まとめ|買い物を前日に終えるだけで、翌日の大雪は“安全な日”に変わる

前日に買い出しをすることで、
大雪の日の外出リスクをほぼゼロにできます。

行動はシンプルですが、効果は絶大です。

結論:
防災士として、大雪前日は必ず“買い物と生活品の準備”を済ませるべきだと強く推奨します。
備えがある人ほど、大雪の日を安心して乗り切れます。

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