湿度90%+無風+高温=熱中症リスクは夜でも危険レベル
夏の豪雨で停電すると、
エアコン停止 → 蒸し暑さ急上昇 → 体温管理ができない
という危険な流れになります。
元消防職員・防災士として、豪雨・停電・熱中症現場の経験から
“夏の停電+豪雨時に必ずやるべき初動行動” をまとめます。
■ 1. 【窓は“2方向だけ”開ける】豪雨の風を利用して換気
エアコンなしで涼しくするには、空気の通り道を作るのが最優先。
- 南北・東西など対角にある窓を開ける
- 全部開けると逆に湿気がこもりやすい
- 玄関を少し開けて風を通すのも有効
風の通り道ができると、体感温度が 2〜4℃低下。
■ 2. 【最も涼しい部屋に集まる】家の中でも差が大きい
湿度が高いと“温湿度差”が命を守る差になります。
- 直射日光が入らない北側の部屋
- 風が抜ける部屋
- 1階より2階の方が涼しい場合も
エアコンが使えない時は、涼しい部屋に集まるのが最強。
■ 3. 【水分+塩分をすぐ確保】熱中症は“湿度でも”起こる
豪雨による停電時は湿度が非常に高く、体温が下がりにくい。
- 水
- スポーツドリンク
- OS-1
- 塩飴
喉が渇いていなくても こまめに一口ずつ飲む。
■ 4. 【首・脇・内ももを冷やす】最短で体温を下げる方法
消防現場での熱中症対応で効果が高かった冷却法。
- 保冷剤
- 冷えたペットボトル
- 濡れタオル
冷却ポイントを狙うと、体温上昇を強力に抑えられます。
■ 5. 【豪雨の危険性を並行してチェック】停電中こそ二次災害に注意
豪雨停電時は 水害・土砂災害の危険が同時に進行。
- キキクル(洪水・土砂災害)
- まもるくん
- 市町村の防災メール
- 近くの川の水位上昇
「暑さ対策」と「豪雨災害」の2つを同時に考えることが重要。
■ 【まとめ】
夏の豪雨 × 停電は、熱中症・水害の複合災害。
- 窓は2方向だけ開けて換気
- 最も涼しい部屋に集まる
- 水分+塩分を早めに確保
- 冷却ポイントを冷やす
- 豪雨災害情報を同時にチェック
この初動を守ることで、夏の停電災害の危険を大幅に抑えられます。

コメント